【初心者OK】ppmとmg/Lの換算を具体例で理解する超入門ガイド
「ppm」「mg/L」って、見たことはあるけど正直よく分からない…。
換算しようとすると
「水なら同じ?」
「数字そのままでいい?」
と、毎回手が止まりませんか?
調べてみると、ppmは「割合」、mg/Lは「量」と説明されていますが、そこから先が急に難しくなりがちです。
式が出てきたり、「密度」なんて言葉が出た瞬間に読むのをやめた人も多いはず。
でも実は、ppm・換算・mg/Lで迷う理由はシンプルです。
どこを基準に見ている単位なのかが整理されていないだけなんです。
この記事では、数字や式を丸暗記させるのではなく、
「1ppmって結局どれくらい?」
「mg/Lとどうつながるの?」
という疑問から、具体例を使ってやさしく整理します。
読み終わるころには、ppmとmg/Lの換算を見たときに
「これは目安でOK」
「ここはちゃんと計算が必要」
と判断できるようになります。
- ppmは割合、mg/Lは量
- 水ならppm≒mg/Lが目安
- 水以外は密度でズレる
- 換算は掛け算・割り算で整理
- ppbやmg/kgも混同しない
ppmとmg/Lの換算を理解するための超基本ポイント整理

ppmやmg/Lは、どちらも「どれくらい含まれているか」を表す単位ですが、考え方が違うため、ここでつまずく人がとても多いです。
この章では、ppmとmg/Lの換算について違いと共通点を、計算を使わずにまずは感覚的に整理していきます。
どれくらい?
(割合)
何mg?
(量)
「10ppm」と「10mg/L」は、数字が同じでも意味が違います(割合 vs 量)。
ppmとmg/Lは何を表す単位なのかをまず整理
| 項目 | ppm | mg/L |
|---|---|---|
| ざっくり言うと | 割合(全体の中でどれくらい?) | 量(1Lあたり何mg?) |
| イメージ | 「100万個の中に、いくつ?」 | 「水1Lの中に、何mg?」 |
| 単位のタイプ | 無次元(割合なので“重さ”ではない) | mg(重さ)/ L(体積) |
| 使われやすい場面 | 微量の濃さを“比率”で言いたいとき | 水質など“1Lあたり”で管理したいとき |
このあと換算をラクにするコツはひとつ:ppmは割合、mg/Lは量。ここを分けて考えるだけで迷いが激減します。
ppmは「割合」を示す考え方
覚えやすさ重視
ppmは、カンタンに言うと 「100万分のいくつ?」 です。
だからppmは、“どれくらい混ざってるか”を割合で言っているイメージになります。
100万人の中に1人いたら「1ppm」みたいに、
“大きな集団の中の少なさ”を表す感じです。
- 10ppm=100万の中に10(=0.001%)くらいの小ささ
- 100ppm=100万の中に100(=0.01%)くらい
ここでの注意:ppmは「重さ」そのものではない
ppmは割合なので、mgやkgみたいに「これだけの重さ!」とは言っていません。
ここを混ぜると、換算で一気に迷子になります。
mg/Lは「量」を表す単位という違い
言葉どおり
mg/Lは、言葉どおり 「1Lの中に、何mg入ってる?」 を表します。
つまりmg/Lは、割合じゃなくて “量(重さ)” の話です。
もし水1Lに、砂糖が2mg入っていたら、それは 2mg/L という言い方になります。
重要:mg/Lをppmにできるかは「前提」で決まる
ここがいちばん大事。
mg/L(量)をppm(割合)にするときは、密度(ざっくり“重さの詰まり具合”)が関係します。
水はだいたい 1L ≒ 1kg と考えられるので、この条件では 1mg/L ≒ 1ppm と扱えることが多いです。
油っぽい液体や濃い溶液などは、1Lが1kgじゃないことがあります。
その場合、mg/Lとppmが同じ数字にならないことがあります。
“水じゃない液体”で厳密に換算したい場合は、対象の密度(kg/L)が必要です。
ここは、対象物や温度によって変わるためです。
密度が不明なときは、水と同じ扱いにしてよいとは限らないと考えられます。
ppmとmg/Lが同じ意味になる条件とは
ppmは「割合」、mg/Lは「量」なのに、水の話だと同じ数字として扱われることがよくあります。 だからこそ、「いつ同じで、いつズレるの?」が一番知りたいところ。
ここでは、難しい専門用語はできるだけ避けつつ、“密度(重さの詰まり具合)”がカギという点だけ、 迷わないように整理します。
→ 1mg/L ≒ 1ppm
(同じ数字で扱える場面が多い)
→ mg/Lとppmはズレる
(密度を見ないと危険)
水や液体で換算がシンプルになる理由
水(ふつうの温度の水)は、ざっくり言うと 1Lがほぼ1kg です。
このおかげで、mg/L(1Lあたりの量)が、ppm(割合)にスッと変換できるようになります。
mg/Lは「1Lの中に何mgあるか」。
つまり、まず“1L”という箱が基準です。
水みたいな液体では、ppmはよくmg/kgのイメージで扱われます。
「全体1kgの中に何mg?」という感じ。
「1L ≒ 1kg」は水に近い条件での近似です。温度や溶けている物の量で微妙に変わります。
厳密な換算(検査・研究・規格など)が必要な場面では、対象の密度を確認するのが安全です。
密度を意識しなくていいケース・注意が必要なケース
- 水、または水っぽい薄い液体を前提にした日常の理解
- ざっくり換算でOKな場面(勉強・目安の把握)
- 「mg/Lとppmが同じ数字になりやすい」というルールを覚える目的
“水ならほぼ同じ” → まずはここでOK。
ただし「絶対に同じ」とは言い切らないのが大事です。
- 油っぽい液体や、濃い溶液など(“水1L=1kg”が崩れやすい)
- 濃い濃度の管理・規格・検査のように、ズレが困る場面
- 温度や配合で液体の性質が変わりやすいケース
こういう場面で正確に換算したい場合、対象の密度(kg/L)が必要です。
密度が分からないと、mg/L⇄ppmを正確に断定できません。
ppm・mg/L・%の関係を感覚的に理解する
ppmは「100万分のいくつ」という、とても小さい割合です。だから、数字だけ見てもピンと来ないのが普通です。
ここでは ppm → 分率 → % の順で、頭の中でサイズ感を作っていきます。 (※mg/Lとのつながりは前パートで押さえたので、ここは“割合の感覚”に集中します)
→ 0.0001%
→ 10,000ppm
ppmは何分率なのかをやさしく整理
1ppm = 100万分の1
つまり分率なら 1/1,000,000
1/1,000,000 = 0.000001
(0がたくさん並ぶだけ)
0.000001 × 100 = 0.0001%
だから 1ppm=0.0001%
ppmは「100万」が出てくるので、急に大きな数字に見えます。でもやっていることはただの割合です。
「分率→小数→%」の一本道だけ覚えると、ほぼ迷いません。
%に直すとどれくらいの大きさか
| ppm | %にすると | サイズ感(イメージ) | 覚え方 |
|---|---|---|---|
| 1ppm | 0.0001% | ほぼ“見えない”くらい小さい | 100万分の1 |
| 10ppm | 0.001% | “かなり薄い”の代表 | 1ppmの10倍 |
| 100ppm | 0.01% | 薄いけど“ゼロではない” | 1万分の1 |
| 1,000ppm | 0.1% | “ちょっと入ってる”感が出る | 千ppm=0.1% |
| 10,000ppm | 1% | “1%”として分かりやすい | 1%=10,000ppm |
暗記するならココ:
1%=10,000ppm を覚えると、だいたいの換算が頭の中でできます。
そこから「0.1%=1,000ppm」「0.01%=100ppm」みたいに、ゼロの数で調整するだけです。
ppmを%に直して“どれくらい小さいか”は分かりますが、何ppmが危険かは物質や目的で変わります。
このパートはあくまで割合のサイズ感をつかむための整理です。
初心者が混乱しやすい単位の組み合わせに注意
ppmは“割合”、mg・g・kgは“量”。この違いを忘れると、同じ数字でも別の話をしてしまいます。
ここでは、初心者が一番やりがちな 「量の単位」vs「割合の単位」混同 を、 例え話と比較でスパッと整理します。
→ 例:砂糖が10g
→ 例:混ざり方が10ppm
mg・g・kgとppmを混同しやすい理由
どっちも「薄い・濃い」の話に出てくるので、
つい同じものに見えます。でも中身は別です。
mg/Lは「1Lあたり」、mg/kgは「1kgあたり」など、
実は“何あたり”が大事。でも会話では省略されます。
水の話だと「1ppm≒1mg/L」みたいに出てくるので、
ppmが量の単位と錯覚しやすいです(本当は割合)。
混乱を防ぐ合言葉:
mg・g・kgは「それ自体の重さ」/ ppmは「全体の中の割合」
数字が同じでも意味が変わる落とし穴
| 表示 | 何の話? | 基準の箱 | よくある勘違い |
|---|---|---|---|
| 10mg | 量(重さ) | 箱なし(それ自体) | 濃さと勘違いしがち |
| 10mg/L | 濃さ(量/体積) | 1Lあたり | ppmと必ず同じだと思う |
| 10ppm | 濃さ(割合) | 全体の中(100万分) | “10mg”と同じ量だと思う |
| 10mg/kg | 濃さ(量/質量) | 1kgあたり | mg/Lと同じ換算でいけると思う |
“数字”だけ見てしまうと、基準の箱(1Lあたり?全体の割合?)が消えます。
換算するときは、まず箱を言い直す(「1Lあたり」「全体の中で」)だけでミスが激減します。
- 「10ppmって10mgのこと?」と思った
- mg/Lとmg/kgを“同じ換算”でいける気がした
- ppmを“重さの単位”として扱ってしまいそう
ppmとmg/Lの換算を具体例で迷わず使えるようにする

ppmとmg/Lの基本がわかったら、次は実際の数字で確認してみましょう。
1ppmは何mg/Lなのか、200mg/Lはppmにするとどうなるのかなど、よく検索される具体例を使って換算の考え方を整理します。
計算が苦手な人でも迷わないよう、順番に解説していきます。
1ppmは何mg/Lかを具体例で理解する
水の場合にそのまま置き換えられる理由
1mg/L = 1Lの中に1mg
まず「1Lあたり」という箱を意識します。
1ppm = 100万分の1
量じゃなくて「全体の中の割合」です。
水はざっくり 1L ≒ 1kg。
だから「1Lあたり」と「1kgあたり」が近くなって、
1mg/L ≒ 1mg/kg ≒ 1ppm が成り立ちやすいです。
水1Lの中に、ある成分が1mg溶けているとします。
≒ 水なら 1ppm(目安)
- mg/L:「1Lあたり何mg?」
- ppm:「全体の中でどれくらい?」
「1ppm=1mg/L」は、水に近い液体での“目安”として便利です。
もし厳密に換算しないといけない場面(検査・規格・研究など)では、対象の密度が必要になります。
mg/Lからppmへ換算するときの考え方
mg/Lは「1Lあたり何mg?」、ppmは「全体の中でどれくらい?」でしたね。 逆変換で迷う人が多いのは、“同じ数字に見える場面”があるからです。
ここでは、200mg/Lを例にして、数字をそのまま読んでいい条件・ダメな条件をハッキリ分けます。
(目安として同じ数字)
(密度でズレる)
200mg/Lは何ppmになるのか
200mg/L = 1Lの中に200mg
(箱は「1Lあたり」)
水はだいたい 1Lが1kgくらい。
だから「1Lあたり」は「1kgあたり」に近いです。
水のときは、ppmを mg/kg の感覚で扱うと理解が早いです。
200mg/L ≒ 200mg/kg ≒ 約200ppm
「200mg/L=200ppm」は、水に近いときの便利な目安です。
厳密にやるなら、対象の密度(kg/L)が必要になります。密度が不明だと、正確なppmを断定できません。
水以外で密度を考えるときの考え方
200mg/L ÷ 0.8 = 約250ppm
同じmg/Lでも、軽い液体ほどppmは大きくなります。
200mg/L ÷ 1.2 = 約167ppm
重い液体ほど、同じmg/Lでもppmは小さくなります。
数字をそのまま読んでいいケース・だめなケース
- 対象が水、または水に近い薄い液体
- 目的がざっくり目安(学習・理解・イメージ)
- 「密度の違いで少しズレても困らない」場面
水なら mg/L ≒ ppm(同じ数字) と覚えてOK。
- 油など水っぽくない液体(密度がズレやすい)
- 濃い溶液で、性質が水と大きく違う
- 規格・検査・研究など、正確さが必要
正確に換算するには密度(kg/L)が必要。
- 対象は水? → はい:数字をそのまま読む(目安)
- 水じゃない? → 密度が必要(正確換算)
ppmをmg/Lに換算するときに使う基本の式
ppmは本来「割合」なので、mg/Lみたいな“量の単位”に変えるには、途中で体積↔重さをつなぐ必要が出ます。
ここでは 水なら超シンプル、水以外は 密度がカギ、という形で迷いをゼロにします。
200ppm → 約200mg/L
例:密度0.8なら 10ppm → 約8mg/L
水の場合のシンプルな換算ルール
水: ppm ≒ mg/L
例:50ppm → 約50mg/L
ppmは(水だと)mg/kgっぽく扱える →
水は 1L ≒ 1kg → mg/kg ≒ mg/L になるからです。
水以外で密度を考えるときの考え方
10ppmをmg/Lにしたい
10ppmをmg/Lにしたい
- 対象は水? → ほぼ同じ数字でOK(目安)
- 水じゃない? → 密度(kg/L)を探す
- 正確値が必要? → 目安換算で済ませない
ppmとppb・mg/kgとの違いを整理
ppm・ppb・mg/kgは、どれも「薄さ」を表しますが、どれくらい細かく見たいかと 何を基準にしているかが違います。
ここでは「数字の差」と「使われる場面」を分けて整理し、混同しないための軸を作ります。
1ppm = 1,000ppb
ppm(割合) ↔ mg/kg(量ベース)
ppmとppbはどれくらい差があるのか
| 単位 | 意味 | 割合で言うと | 感覚的な大きさ |
|---|---|---|---|
| ppm | 100万分の1 | 0.0001% | かなり薄い |
| ppb | 10億分の1 | 0.0000001% | ppmよりさらに1000倍薄い |
ppmの数字を1000倍するとppb。逆にppbを1000で割るとppm。
ppmとmg/kgが使われる場面の違い
- 水質・空気など「全体に対する割合」を言いたいとき
- 濃さを直感的に比較したいとき
- mg/Lなど他単位と行き来するとき
- 食品・土壌など「重さ」を基準にした管理
- 成分量をそのまま計算したいとき
- 固体や粉末を扱うケース
ppm・ppbは「どれくらい薄いか」を比べる道具、
mg/kgは「どれくらい入っているか」を量で示す道具。
同じ“薄さ”の話でも、見ている角度が違います。
ppm・換算・mg/Lを正しく理解するための重要ポイントまとめ
ここまで読んで、「なんとなく分かった気がする」から 「どう考えればいいかがハッキリした」状態になっていればOKです。 最後に、ppmとmg/Lの換算で絶対にズレないための要点だけを整理します。
ppmは100万分のいくつという考え方。 mgやgのような重さの単位ではない。
mg/Lは1Lあたり何mgという量の表現。 「箱(1L)」が必ず付いている。
水(目安)では ppm ≒ mg/L(同じ数字)として扱える場面が多い。
水以外では密度(kg/L)でズレる。 近似せず、必要なら式で考える。
水以外:mg/L ≒ ppm × 密度(kg/L)
水以外:ppm ≒ mg/L ÷ 密度(kg/L)
- これは「割合」の話?それとも「量」の話?
- 基準は「1Lあたり」「全体の中」どっち?
- 水の目安でいい?それとも密度が必要?
この3つを確認すれば、ppm・換算・mg/Lで迷うことはほぼありません。
換算の考え方が分かったら、次は「ppmが何を表す単位なのか」「どんな場面で使われるのか」 「何ppmから注意が必要と言われるのか」といった全体像も押さえておくと安心です▼▼▼


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