roaとは何かをわかりやすく解説|初心者でも迷わない投資判断の基本ガイド
ROAは「会社の稼ぐ効率」を見る数字。この記事では、イメージ→使いどころ→チェック手順の順で、やさしく整理します。
株の数字って、正直むずかしく感じませんか?
PERやROEは聞いたことがあっても、
「ROAって何?」
と止まってしまう人はとても多いです。
しかも調べてみると専門用語ばかりで、ますます混乱…。
なんとなく雰囲気で投資判断してしまうのも、初心者あるあるですよね。
そこでこの記事では、roaとは何かをわかりやすくイメージから整理しつつ、計算の考え方・見方・使いどころまでやさしく解説します。
数字が苦手でも大丈夫。読み終わるころには
「なるほど、こう使えばいいのか!」
とスッと腹落ちするはずです 👍
- ROAは会社全体の稼ぐ効率
- 高さより数年の流れを重視
- ROEと併用し借金を確認
- PER・PBRで市場評価と照合
- 黒字→ROA/ROE→PER/PBR
ROAだけだと判断がブレやすいので、まず別記事で「4指標の地図」を持つと一気に迷子が減ります▼▼▼
roaとは何かをわかりやすく理解する初心者向け基本整理

ROAは「会社が持っている全部の資産を、どれだけ上手に使って利益を出しているか」を見る指標です。
PERやPBR、ROEと並ぶ重要な数字ですが、初心者の方には少し分かりづらく感じやすいポイントでもあります。
ここではまず、ROAとは何なのかをイメージからわかりやすく整理しながら、計算の考え方や数字の意味をやさしく解説していきます。
roaとは簡単に言うと何?まずイメージでつかもう
ROAが高いほど、同じ“道具(資産)”から、より多くの利益を生み出せているイメージです。
キッチン(資産:お店・設備・在庫など)が同じでも、料理が上手いお店はたくさん売れて利益が出ます。 その「上手さ」をざっくり数字にしたのがROA、という感覚でOKです。
「会社の全部の資産」で稼ぐ力を見る指標という考え方
ここがROAのいちばん大事なポイントです。 ROAは「株主のお金だけ」じゃなくて、会社が持っている“全部の資産”をまとめて見ます。
- 現金・預金(お金そのもの)
- 売る予定の商品・在庫
- 工場・お店・機械(設備)
- 建物・土地
- 売掛金(あとでもらうお金)
「会社の持ち物(資産)を、どれだけ“働かせて”利益を作った?」
これを一発で見るのがROAです。
※ここでいう「利益」は、資料によって使う種類が変わることがあります(例:当期純利益、営業利益など)。 どれが“正解”と一つに決まっているわけではないので、同じ基準で比べるのが大事です。
| 会社 | 利益 | 総資産 | ROAのイメージ |
|---|---|---|---|
| A社 | 10 | 100 | 資産100で利益10(効率よさそう) |
| B社 | 10 | 200 | 資産が大きいのに利益が同じ(効率は低め) |
利益が同じでも、使っている資産が少ない会社のほうが「ムダなく稼いでる」と見やすいのがROAです。
- 「利益」の種類がいろいろで混乱する(営業利益?純利益?)
- 業種でROAの出やすさが違う(設備が必要な業種は低めになりやすい)
- 単年だけで決めつける(一時的な利益でブレることがある)
同じ業種・同じ基準で比べる。 これだけでROAはグッと使いやすくなります。
- ROAは会社の全部の資産を使って、どれだけ稼いだかを見る
- ざっくり式は利益 ÷ 総資産(利益の種類は資料で違うことがある)
- 比較は同業・同じ基準がいちばん安全
なぜROAを見るの?初心者が知っておきたい使いどころ
株の数字って、つい「利益が多い会社がえらい!」って思いがちですよね。 でも実は、利益“だけ”だと見えない落とし穴があります。
ROAはそこで役に立ちます。ROAを見ると、「その利益を出すのに、どれくらいの資産(道具)を使ったの?」がわかって、 “上手に稼いでる会社”が見つけやすくなります。
利益だけでは見えない「効率」がわかる理由
利益の数字は大事だけど、“どれだけ大きな道具箱(資産)を使ったか”は教えてくれません。
同じ100円を稼ぐにしても、自転車で稼いだ100円と、大型トラックで稼いだ100円は、 “効率”が違いそうですよね。
ROAは、利益を「総資産(会社の全部の資産)」で割るので、 「資産を使ってどれだけ稼げたか」がスッと見えます。
ROAが高いほど、少ない資産でも利益を出せている(ムダが少ない)可能性が高いです。
| 比較 | 利益だけ見ると | ROAを見ると |
|---|---|---|
| 会社A(資産が小さめ) | 利益が同じなら同評価になりやすい | 少ない資産で稼いでいて効率が良いかも |
| 会社B(資産が大きめ) | 利益が同じなら同評価になりやすい | 大きな資産を使って同じ利益なら効率は低めかも |
ポイントはここ👇
「利益が出てるか」+「資産を上手に使えてるか」をセットで見ると、 株選びのミスが減りやすくなります。
利益が出ていても、資産がふくらみすぎていると、効率が落ちて株価が評価されにくいことがあります。 ROAは、そういう「もったいない状態」に気づくヒントになります。
工場や店舗など“設備が必要”な業種は、資産が大きくなりやすく、利益だけだと比較がブレます。 ROAを入れると、同じ土俵で考えやすくなります(※業種差は残るので同業比較が基本)。
- 利益だけだと「資産をどれだけ使ったか」が見えない
- ROAは「利益 ÷ 総資産」なので、効率(ムダの少なさ)がわかりやすい
- 同業・同じ基準で比べると、初心者でも判断がラクになる
roaの計算式をわかりやすく整理してみよう
ROAと聞くと「計算がむずかしそう…」と感じる人が多いですが、 実は仕組みさえわかれば、式を覚えなくてもOKです。ここでは「利益」と「資産」の中身を先に整理して、 ROAの意味が自然に頭に入るようにしていきます。
これだけです。 あとは「利益って何?」「資産ってどこまで?」を押さえればOK。
利益とは何を使っているのか
- 営業利益(本業のもうけ)
- 経常利益(本業+その他)
- 当期純利益(最終的に残ったもうけ)
実は「これ!」という絶対ルールはありません。
サイトや資料によって使う利益が違います。
大事なのは、同じ利益の種類で比べること。
途中で営業利益と純利益を混ぜると、ROAが別物になります。
資産とはどこまで含まれるのか
- 現金・預金
- 在庫・商品
- 建物・土地・設備
- 売掛金(あとでもらうお金)
家・車・貯金・家具…ぜんぶ足した「あなたの持ち物総額」みたいなもの。 ROAは、それ全部を使ってどれだけ稼げたかを見ています。
数式を覚えなくても意味がわかる考え方
「この会社、持ってる資産のわりに、ちゃんと儲けてる?」
- 資産を遊ばせていないか
- ムダが多くないか
- 同業より上手に稼げているか
- 利益は種類がある(混ぜない)
- 資産は会社の持ち物ぜんぶ
- ROAは「資産の使い方の上手さ」を見る
roaが高い・低いで会社の何が変わる?
ROAは単なる数字じゃなく、会社の「働き方」や「体質」がかなりハッキリ出ます。
ここでは、ROAが高い会社・低い会社で、現場レベルでどんな違いが出やすいのかを、初心者向けに整理します。
roaが高いときによくある企業の状態
使っていない設備や在庫をあまり抱えず、必要な分だけで回していることが多いです。
値下げ競争に巻き込まれにくかったり、リピート客が多かったりと、 稼ぎやすいビジネス構造を持っていることが多め。
売れない事業を早めにやめたり、伸びそうな分野に集中したりと、 資産の入れ替えがスムーズなケースが多いです。
小さな道具箱でも、テキパキ働いて、ちゃんと利益を作れているタイプ。
roaが低いときに起きやすいパターン
建物・設備・在庫が増えすぎて、 使い切れていない状態になっていることがあります。
売上はあるのに値引きが多かったり、コストが重かったりして、 手元に残るお金が少ないケース。
市場が変わっているのに、古い事業や設備をそのまま抱えていて、 資産が重たい体質になっていることもあります。
大きな道具箱を持っているのに、あまり活かせていないタイプ。
- ROAが高い → ムダが少なく、稼ぎやすい仕組み
- ROAが低い → 資産が重く、利益が出にくい体質
- 数字よりも「なぜそうなっているか」を考えるのが大切
roaは何%くらいが目安?業種で差が出やすい理由
「ROAは何%あればいいの?」と検索すると、数字だけ書かれた記事をよく見かけます。
でも実は、ROAは“業種しだいでスタート地点がまったく違う指標”。 ここを知らないと、良い会社を見逃したり、逆に危ない会社を選んでしまうこともあります。
製造業・小売・ITで考え方が変わる理由
工場・機械・土地など大きな設備が必要。 最初から資産が重たいので、ROAは低めになりやすい傾向があります。
店舗・在庫をたくさん抱えるため、 売上は大きくても利益が薄くROAが伸びにくいケースが多め。
物理的な設備が少なく、 人と仕組みで稼ぐため資産が軽くROAが高く出やすい傾向があります。
ROAは「会社の実力」だけでなく、ビジネスの形そのものでも大きく変わります。
「平均値」より「同業比較」が大切な理由
| 会社 | 業種 | ROA | 見え方 |
|---|---|---|---|
| A社 | 製造業 | 低め | 平均と比べると悪く見える |
| B社 | IT | 高め | 実力以上によく見える |
異なる業種を一緒に比べると、スタート地点が違うのに同じ物差しで測ることになります。
ROAは同じ業種・似たビジネスモデルの中で比べるのが基本。
過去の自社ROAと比べて、良くなっているか悪くなっているかを見るのも効果的です。
- 業種でROAの出やすさは大きく違う
- 平均値より同業比較が大事
- 過去との変化を見ると会社の成長も見える
roaとは何かをわかりやすく投資判断に使う実践ポイント

ROAは仕組みを知るだけでなく、「実際の株選びでどう使うか」がとても大切です。
数字だけ眺めていても、本当に良い会社かどうかは見えてきません。
ここからは、ROAをROEやPERと組み合わせてどう読むか、そして初心者がつまずきやすい注意点も含めて、投資判断に活かすための実践的な見方をわかりやすく整理していきます。
roaで何がわかる?株初心者が得する読み取り方
ROAを見る最大のメリットは、「この会社、今後も安定して稼げそう?」を、 かなり早い段階で感じ取れることです。
儲けやすい体質かどうかを見る視点
ROAは、その年たまたま儲かったかどうかよりも、 “日常的に稼げる構造を持っているか”を見る数字です。
ROAが安定して高めなら、 「頑張らなくても自然に利益が出る仕組み」を持っている可能性が高いです。
| タイプ | ROAの動き | 読み取り |
|---|---|---|
| A社 | 毎年ほぼ同じ水準 | 稼ぐ仕組みが安定している |
| B社 | 上下に大きくブレる | 一時要因に左右されやすい |
初心者は「高さ」より「安定感」を見るだけでも、 投資の失敗をかなり減らせます。
1年だけ見ず、3〜5年くらい並べてROAの流れを見る。
数字の理由を考える。 「なぜ高い?なぜ下がった?」と一言で説明できるかが大事。
- ROAは会社の稼ぐ“クセ”が見える
- 高さより「安定しているか」を見る
- 理由を言葉で説明できると判断精度が上がる
roeとroaの違いをやさしく整理
ROEとROAは、どちらも「稼ぐ力」を見る数字ですが、 見ている“お金の範囲”がぜんぜん違います。
この違いを知らないと、「ROEが高い=良い会社」と思い込んでしまいがちなので、 ここでしっかり整理しておきましょう。
roeは株主目線、roaは会社全体目線
ROEは「株主が出したお金」だけを使って、 どれくらい増やせたかを見る数字です。
ROAは借金も含めた「会社の全部のお金」を使って、 どれだけ利益を出せたかを見ます。
| 指標 | 誰の目線? | 何を見てる? |
|---|---|---|
| ROE | 株主 | 株主のお金の増え方 |
| ROA | 会社全体 | 全部の資産の使い方 |
ROEだけ見ると「株主的には優秀」に見えても、 ROAを見ると「会社全体ではムダが多い」こともあります。
借金があると数字の見え方が変わる仕組み
借金を増やして自己資本を小さくすると、 ROEは簡単に高く見せられます。
ROAは借金も含めて見るので、 本当に稼げていないと数字は上がりません。
ROEが高いのにROAが低い場合は、 「借金パワーでよく見えているだけ」の可能性があります。
- ROE=株主目線
- ROA=会社全体目線
- ROEが高くROAが低いときは要注意
ROAは会社全体の効率、ROEは株主目線の効率。セットで見ると「借金で良く見えるだけ」を避けやすくなります▼▼▼
roeが高くroaが低いときに考えたい注意ポイント
「ROEが高いから優良企業っぽい!」 そう思った瞬間に、ROAも一緒に見るクセをつけましょう。
ROEが高くROAが低い組み合わせは、 見た目と中身がズレているサインであることが多いです。
レバレッジで数字が良く見えるケース
かんたんに言うと「借金を使って利益を増やす作戦」です。
借金で自己資本が小さくなると、 ROEだけがグッと高く見える現象が起きます。
| 状態 | ROE | ROA | 実態 |
|---|---|---|---|
| 借金少なめ | ふつう | ふつう | 堅実な稼ぎ方 |
| 借金多め | 高く見える | 低め | 数字だけ良く見える |
この状態は、風が止んだ瞬間に一気に苦しくなることもあります。
本当に実力があるか見分けるコツ
ROAが年々少しずつ上がっているかを見る。
ROEだけ急に跳ねていないかを確認。
借金が増えていないか(自己資本比率も見ると◎)
- 借金で数字が盛られている可能性
- ROAの伸びで本当の実力を確認
- 急にROEだけ上がった会社は慎重に
roaは高い方がいい?初心者が迷いやすい勘違い
ROAを見るようになると、ほぼ必ず出てくる疑問があります。
「結局、ROAって高いほど良いんでしょ?」 ——実はここに、初心者がつまずきやすい大きな落とし穴があります。
高すぎても注意したい理由
設備を売ったり、投資を止めたりすると、 分母の「資産」が小さくなってROAだけ高く見えることがあります。
人材や開発への投資を止めると、 一時的にROAは上がりますが数年後に失速することも。
| 状態 | ROA | 中身 |
|---|---|---|
| コツコツ型 | 高め | 本業で安定して稼ぐ |
| 削り型 | 同じく高め | 資産や投資を削っている |
数字が同じでも、将来の安心感はまったく違います。
一時的な利益に振り回されない考え方
ROAを3年〜5年並べて見る。
急に跳ね上がった年があれば、その理由を確認。
売却益や特別利益ではないかを見る。
- 高すぎるROAは中身を疑う
- 一発の利益より継続性を見る
- 数年並べるだけで失敗は激減
per・pbr・roeと組み合わせて見ると何が見える?
ROAはとても便利な指標ですが、単体だけで見ると「途中まで」しか分かりません。
PER・PBR・ROEと組み合わせることで、 会社の中身+株価の評価を一気に立体的に見られるようになります。
roa+roeで「効率」と「株主目線」を同時チェック
会社全体のお金を使って、 どれだけ効率よく稼げているか
株主のお金が、 どれくらい増えているか
| ROA | ROE | 読み取り |
|---|---|---|
| 高い | 高い | 効率も株主還元も良好 |
| 低い | 高い | 借金で盛られている可能性 |
| 高い | 低い | 効率は良いが株主還元弱め |
| 低い | 低い | ビジネス自体が苦戦 |
roa+perで「稼ぐ力」と「市場評価」をつなぐ
会社そのものの稼ぐ力
市場がその会社をどう見ているか
ROAが高いのにPERが低い会社は、 「中身は良いのに市場がまだ気づいていない」可能性があります。
- ROA+ROEで会社の実力と株主目線を確認
- ROA+PERで中身と市場評価のズレを見る
- 組み合わせるほど判断ミスが減る
「ROAが良いのにPERが低い」など、ズレの読み取りは“全体像”があると一気に簡単になります。▼▼▼
初心者向け最短チェック手順|roaを見るタイミング
指標が増えてくると、初心者ほど「どれから見ればいいの?」と迷いがちです。
ここでは、ROAを中心にした超シンプルな3ステップを紹介します。 この順番だけ守れば、大きな判断ミスはかなり減らせます。
①まず黒字かどうか
ROAやROEを見る前に、 そもそも利益が出ているかを確認します。
赤字だと、ROAもROEも意味がぼやけてしまうからです。
👉 まずは「黒字かどうか」だけ。ここで足切り。
②次にroeとroaの方向感
数字が何%かより、 上がっているか・下がっているかをチェックします。
・ROAがじわじわ良くなっているか ・ROEだけ急に跳ねていないか
ROAとROEの動きで、 「本当に強くなっている会社か」が見えてきます。
③最後にper・pbrで市場の評価を見る
ROAで中身を見たあと、 PER・PBRで株価がどう評価されているかを確認。
ROAが良いのにPERが低い場合、 市場がまだ気づいていない可能性もあります。
- 黒字かどうか
- ROEとROAの流れ
- PER・PBRで市場評価
ROAで「稼ぐ体質」を見たら、次はPERで「市場がどう評価しているか」を別記事で確認。ズレがあると判断が一気にラクになります▼▼▼
roaとは何かをわかりやすく振り返る初心者向けまとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
最後に、ROAについて「これだけ覚えればOK」という形で、 超シンプルに整理しておきましょう。
ROAは会社の全部のお金を使って、どれだけ効率よく稼げているかを見る指標。
高さよりも安定して続いているかを見る。
ROE・PER・PBRと必ずセットで考える。
- ROA=会社全体の「稼ぎ効率」
- 高さより「数年の流れ」を見る
- ROE・PERと組み合わせると判断ミスが減る
「ROAが高い=即買い」は危険。 一時的な利益や資産削りで高く見えることもあります。
黒字 → ROAとROEの流れ → PER・PBR この順番で見るだけでOK。
- ROAで稼ぐ力の土台を見る
- ROEで株主目線を重ねる
- PER・PBRで市場評価と照らす
この流れを覚えるだけで、 初心者でも“数字に振り回されない投資判断”ができるようになります 👍


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