【要注意】絶縁抵抗測定でやってはいけないこと7選

絶縁抵抗測定を行う際に、「やってはいけないこと」を無視して作業を進めていませんか？

ちょっとした油断が大きな事故につながることもあります。特に、絶縁抵抗測定は電気設備の安全性を確保するために重要な工程です。

ですが、間違った手順や注意不足が原因で、思わぬトラブルを招くことも。

この記事では、絶縁抵抗測定で絶対に避けるべき「やってはいけないこと」を7つに絞って解説します。これを読んで、安全で確実な作業を行いましょう。

絶縁抵抗測定でやってはいけないこと

1. 絶縁保護具を着用せずに作業を始める

絶縁抵抗測定を行う際、絶縁保護具（絶縁手袋や絶縁シューズ）を着用しないまま作業を始めることは非常に危険です。

絶縁保護具を着用することで、感電のリスクを大幅に減らすことができます。

特に、高電圧がかかっている回路を扱う場合には、絶対に保護具を忘れないようにしましょう。

【ポイント】

2. 電源を切らずに測定を行う

絶縁抵抗測定を行う前には、必ず対象機器の電源を切る必要があります。

電源が入ったまま測定を行うと、感電事故や機器の故障につながる可能性があります。電源が切れていることを確認したうえで、測定作業を開始しましょう。

【注意】

3. 誤った測定レンジを選択する

測定レンジを間違えると、正確な測定結果が得られないだけでなく、測定器自体を損傷する恐れもあります。

使用する測定器の取扱説明書をしっかりと読み、正しいレンジを選択することが重要です。

【アドバイス】

4. 周囲の状況を無視して作業を行う

絶縁抵抗測定を行う際は、周囲の環境にも注意を払う必要があります。

特に、湿度が高い場所や水気のある場所で作業を行うと、絶縁不良が発生しやすくなります。

また、作業エリアの整理整頓も大切です。乱雑な環境では、思わぬトラブルが発生することがあります。

【環境チェック】

5. 定期的な点検を怠る

絶縁抵抗測定器も機械である以上、使用頻度や時間の経過とともに精度が低下することがあります。

そのため、定期的な点検や校正を行うことが重要です。

点検を怠ると、測定結果に誤差が生じ、実際の絶縁状態を正しく判断できなくなります。

【メンテナンス】

6. 測定結果の確認を怠る

測定が終わったら、結果を必ず確認しましょう。

特に、絶縁抵抗値が基準値を下回っている場合は、直ちに対処が必要です。測定結果を軽視すると、重大な事故を引き起こすリスクが高まります。

【結果確認の重要性】

7. 記録を残さない

最後に、測定結果を記録に残さないことは避けましょう。

後日、設備のメンテナンスや点検を行う際に、過去の測定データが非常に役立ちます。

特に、絶縁抵抗の劣化傾向を把握するためにも、記録は欠かせません。

【記録のメリット】

まとめ

絶縁抵抗測定は、電気設備の安全性を確認するために欠かせない作業です。

しかし、今回ご紹介した「やってはいけないこと」を避けることで、より安全で確実な測定が可能になります。特に初心者の方は、まず基本をしっかり押さえ、正しい手順で作業を行うことを心がけてください。

これらのポイントを守りながら、絶縁抵抗測定を安全に行いましょう！