【最新版】政党支持率を世論調査で比較!最新データから各党の勢力を読み解く
ニュースで「政党支持率」という言葉をよく目にしますが、最新の世論調査を見ると
「なぜ自民党と野党でこんなに差があるの?」
「支持政党なしが多いのは大丈夫?」
と疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。
実は、政党支持率は単純な人気ランキングではありません。
調査する時期や方法によって数字に違いが出るうえ、政党支持率と内閣支持率、実際の選挙での投票先もそれぞれ意味が異なります。
そこでこの記事では、主要メディアが発表する最新の世論調査を比較しながら、各党の政党支持率や前回からの変化、無党派層の動向までわかりやすく整理します。
数字の意味を一つずつ確認しながら、今の日本政治がどのような状況にあるのかを読み解いていきましょう。
- 最新の政党支持率を主要各社で比較
- 政党別では自民党が支持率1位
- 野党支持は複数の政党に分散
- 支持政党なしの割合にも注目
- 世論調査は複数社で見ることが大切
政党支持率の最新世論調査を比較!各党の動向をチェック

政党支持率は、各政党が現在どれくらいの支持を集めているのかを知るための重要な指標です。ただし、世論調査を実施するメディアや調査時期によって、数字には違いが見られます。
この章では、NHKや毎日新聞、共同通信などが発表する最新の世論調査をもとに、各党の政党支持率を比較します。
最新の政党支持率を主要メディアで比較【2026年9月28日更新】
2026年9月28日時点で確認できた各社の最新の政党支持率を比較しました。NHK、毎日新聞、共同通信、ANN、FNN・産経、JNNを個別に確認したところ、前回9月21日版からANNの全党の政党支持率を新たに確認できました。
ANNは9月19・20日に世論調査を実施しており、公式の世論調査ページで政党支持率の全党データと前回比が確認できました。一方、NHK、毎日新聞、共同通信、FNN・産経、JNNについては、前回掲載した調査より新しい全党データを今回の確認では見つけられなかったため、前回確認済みの数値をそのまま維持しています。
新しい全党データを確認:ANN
前回値を維持:NHK、毎日新聞、共同通信、FNN・産経、JNN
※各媒体について前回使用した調査より新しい全党データが確認できた場合のみ更新しています。確認できない数値を推測して補完していません。
9月17日、中道改革連合を離党した立憲民主党出身議員による新党「民主改革の会」(略称・民主)が設立されました。中道改革連合は所属議員49人のうち48人が離党しましたが、残務整理のため1人が残り、組織は当面存続しています。ANNの9月19・20日調査では、新党「民主改革の会」も調査対象となり、支持率は0.3%でした。
※単位は%。▲・▼は同じ媒体の前回調査との差(ポイント)です。異なる媒体間で前回比を計算していません。「未確認」は0%を意味しません。「調査前」は、その媒体の調査実施時点で民主改革の会がまだ設立されていなかったことを示します。毎日新聞系調査の0%は0.5%未満です。「いのちの党」は旧・れいわ新選組です。
| 媒体 | 政党支持率の調査日 | 公表日 | 調査方式 | 回答数 |
|---|---|---|---|---|
| ANN | 9月19・20日 | 9月21日 | 電話・RDD方式 | 回答数は未確認 対象2,937人・有効回答率35.2% |
| 共同通信 | 9月17・18日 | 9月18日 | 全国緊急電話世論調査 | 未確認 |
| FNN・産経 | 9月12・13日 | 9月14日 | RDD 固定・携帯電話 | 1,017人 |
| NHK | 9月11~13日 | 9月14日 | 固定・携帯電話RDD | 1,177人 対象2,905人 |
| JNN | 9月5・6日 | 9月6日 | RDD 固定・携帯電話/調査員聞き取り | 1,036人 固定451・携帯585 |
| 毎日新聞 | 8月22・23日 | 8月23日 SSRC詳細公表8月24日 | dサーベイ スマートフォンWEB調査 | 2,029人 |
「未確認」は0%を意味しません。確認できない数字を推測して補完していません。前回比は必ず同じ媒体の前回調査との差です。ANNの9月調査は9月19・20日に電話RDD方式で実施され、公式ページでは全国18歳以上2,937人を対象、有効回答率35.2%と公表されています。回答人数そのものは今回確認した公式ページに明記されていないため、計算で補完せず「未確認」としました。
NHKの最新世論調査と政党支持率
2026年9月28日時点で確認したところ、NHKの政党支持率は2026年9月11~13日に実施された世論調査が引き続き最新です。前回9月21日版から新しい全党の政党支持率は確認できなかったため、今回は数値を変更せず維持しています。
NHKが2026年9月11~13日に実施した最新の世論調査では、自民党の政党支持率は35.9%となりました。前回8月調査の35.0%から0.9ポイント上昇しています。一方、「特に支持している政党はない」は37.6%で、前回の39.0%から1.4ポイント低下しました。
それでも「支持政党なし」の37.6%は、自民党の35.9%を1.7ポイント上回っています。8月調査では両者の差が4.0ポイントあったため、9月調査では差が縮まりました。
政党別では、自民党に次いで立憲民主党が3.7%となり、前回の2.8%から0.9ポイント上昇しました。国民民主党は2.8%で前回と同じ、参政党は2.8%から2.5%へ0.3ポイント低下、日本維新の会は2.6%から2.3%へ0.3ポイント低下しています。公明党は2.2%から2.5%へ0.3ポイント上昇しました。
調査:NHK世論調査
調査日:2026年9月11~13日
公表日:2026年9月14日
調査方式:固定電話・携帯電話を対象としたRDD方式
調査対象:2,905人
回答数:1,177人
2026年9月28日時点では、9月11~13日調査より新しいNHKの全党の政党支持率は確認できなかったため、前回9月21日版の数値を維持しています。最新調査では、自民党が35.0%から35.9%へ0.9ポイント上昇し、立憲民主党も2.8%から3.7%へ0.9ポイント上昇しました。一方、「特に支持している政党はない」は39.0%から37.6%へ1.4ポイント低下しています。変化の原因については、この政党支持率の結果だけから断定していません。
毎日新聞の最新世論調査と政党支持率
2026年9月28日時点で毎日新聞と社会調査研究センターを確認したところ、8月22・23日の全国世論調査より新しい全党の政党支持率データは確認できませんでした。そのため、今回は数値を変更せず、前回確認済みの8月調査を維持しています。
毎日新聞と社会調査研究センターによる2026年8月22・23日の全国世論調査では、高市内閣の支持率は41%、不支持率は44%でした。いずれも7月18・19日の前回調査と同じです。一方、政党支持率では自民党が前回23%から24%へ1ポイント上昇し、「支持政党はない」も44%から45%へ1ポイント上昇しました。
24%
前回比 ▲1pt
5%
前回比 ±0pt
4%
前回比 ▼1pt
45%
前回比 ▲1pt
最新の政党支持率は、自民党が24%で政党の中では最も高く、国民民主党が5%で続きました。中道改革連合、日本維新の会、参政党、チームみらい、立憲民主党はそれぞれ4%、共産党は3%、日本保守党は2%、公明党と社民党はそれぞれ1%でした。「いのちの党(旧れいわ新選組)」とその他の政治団体は、四捨五入後の表示で0%となっています。
前回7月18・19日調査と比較すると、自民党は23%から24%へ1ポイント上昇しました。一方、チームみらいは5%から4%へ1ポイント低下し、いのちの党(旧れいわ新選組)は1%から0%へ低下しました。社民党は0%から1%へ上昇しています。その他の主要政党は公表値では前回と同じでした。なお、数値は小数点以下を四捨五入しているため、0%は「支持者がいない」という意味ではなく0.5%未満を表します。
内閣支持率を見ると、高市内閣を「支持する」は41%、「支持しない」は44%で、いずれも前回調査と同じでした。一方、政党支持率では自民党が24%であるのに対し、「支持政党はない」は45%となっています。内閣支持率と政党支持率は異なる質問であるため、それぞれを分けて確認する必要があります。
調査日:2026年8月22・23日
詳細結果公表日:2026年8月24日
調査方式:インターネット調査方式「dサーベイ」
調査対象:NTTドコモのdポイントクラブ会員を利用し、全国約8000万人の18歳以上の母集団から無作為抽出
有効回答数:2,029人
高市内閣支持率:41%(前回41%・±0ポイント)
高市内閣不支持率:44%(前回44%・±0ポイント)
自民党支持率:24%(前回23%・+1ポイント)
支持政党なし:45%(前回44%・+1ポイント)
2026年9月28日時点で、毎日新聞・社会調査研究センターについて8月22・23日調査より新しい全国世論調査の全党政党支持率データは確認できませんでした。社会調査研究センターでは9月16日に沖縄県知事選に関する情勢調査が公表されていますが、これは今回対象としている全国の政党支持率調査とは別の調査です。そのため数値を推測して更新せず、8月調査の確認済みデータを維持しています。掲載している前回比も、すべて同じ毎日新聞・社会調査研究センターの7月調査との比較です。
共同通信の最新世論調査と政党支持率
2026年9月28日時点で共同通信の世論調査を確認したところ、9月17・18日に実施された全国緊急電話世論調査が引き続き最新です。前回9月21日版から新しい全国世論調査は確認できなかったため、今回は政党支持率・前回比ともに確認済みの数値を維持しています。
2026年9月28日時点で確認できる共同通信の最新調査は、9月17・18日に実施された全国緊急電話世論調査です。政党支持率は自民党が36.1%で最も高く、国民民主党7.7%、参政党6.8%、日本維新の会5.9%、チームみらい5.2%、共産党3.7%、立憲民主党3.5%、公明党2.5%、中道改革連合2.5%、日本保守党1.8%、社民党1.0%、いのちの党0.4%となりました。「支持政党なし」は19.4%です。
| 自民 | 国民 | 参政 | 維新 | みらい | 支持なし |
|---|---|---|---|---|---|
| 36.1% ▲1.2pt | 7.7% ▲0.8pt | 6.8% ▲0.3pt | 5.9% ±0.0pt | 5.2% ▲1.2pt | 19.4% ▼4.0pt |
前回の8月22・23日調査と比較すると、自民党は34.9%から36.1%へ1.2ポイント上昇しました。野党では、国民民主党が6.9%から7.7%へ0.8ポイント上昇し、参政党も6.5%から6.8%へ0.3ポイント上昇しています。日本維新の会は5.9%で前回と同じでした。
このほか、チームみらいは4.0%から5.2%へ1.2ポイント上昇、共産党は2.4%から3.7%へ1.3ポイント上昇しました。一方、立憲民主党は4.8%から3.5%へ1.3ポイント低下しています。中道改革連合は2.8%から2.5%へ0.3ポイント低下しました。
今回の最新調査で比較的大きく動いたのが「支持政党なし」です。前回8月調査の23.4%から19.4%へ4.0ポイント低下しました。一方、自民党は34.9%から36.1%へ1.2ポイント上昇しています。ただし、この変化が生じた原因を政党支持率の数値だけから断定することはできません。
今回も自民党が政党別では最も高い支持率となっています。野党では国民民主党が7.7%で最も高く、参政党6.8%、日本維新の会5.9%、チームみらい5.2%と続いています。前回調査と比べると、国民民主党、参政党、チームみらい、共産党などが上昇する一方、立憲民主党は低下しており、野党各党が一律に同じ方向へ動いたわけではありません。
今回の共同通信調査では、高市内閣の支持率は53.4%となり、8月22・23日調査の50.2%から3.2ポイント上昇しました。不支持率は30.9%です。この調査は、第2次高市改造内閣が発足した後の9月17・18日に実施されています。
ただし、1回の世論調査だけで長期的な支持構造の変化や、その原因を断定することはできません。今回の調査は内閣改造直後に行われた緊急調査でもあるため、今後の共同通信の調査で同じ傾向が続くのかを継続して確認する必要があります。
調査主体:共同通信社
調査日:2026年9月17・18日
公表日:2026年9月18日
調査方式:全国緊急電話世論調査
回答数:未確認
内閣支持率:53.4%(前回50.2%・+3.2ポイント)
内閣不支持率:30.9%
2026年9月28日時点で、9月17・18日の緊急世論調査より新しい共同通信の全国世論調査は確認できなかったため、前回9月21日版の数値を維持しています。共同通信が9月26日に配信した内閣改造後の世論調査を振り返る記事でも、共同通信の調査結果として内閣支持率53.4%、前回比+3.2ポイントの9月17・18日調査が取り上げられています。政党支持率についても、自民党36.1%、国民民主党7.7%、参政党6.8%など、確認済みの9月調査をそのまま掲載しています。前回比はいずれも同じ共同通信の8月22・23日調査との比較であり、変化の原因は数値だけから断定していません。
その他の主要メディアの政党支持率
NHK・毎日新聞・共同通信以外にも、JNN、ANN、FNN・産経などが定期的に世論調査を実施しています。ここでは、2026年9月28日時点で確認できる各媒体の最新状況を整理しました。前回9月21日版から新しい全党の政党支持率を確認できたのはANNです。ANNは9月19・20日調査の全党データが確認できたため、8月22・23日調査から更新しました。FNN・産経は9月12・13日調査、JNNは9月5・6日調査を維持しています。
2026年9月28日時点で、9月12・13日調査より新しいFNN・産経の全党政党支持率は確認できなかったため、前回確認済みの9月調査を維持しています。
FNN・産経の最新合同世論調査は2026年9月12・13日に実施され、9月14日に結果が公表されました。政党支持率では自民党が前回32.5%から34.7%へ2.2ポイント上昇しました。自民党以外では参政党4.3%、日本維新の会3.1%、国民民主党2.5%、立憲民主党2.1%、共産党1.9%、チームみらい1.6%などとなっています。
全党の支持率を見ると、自民党34.7%、参政党4.3%、日本維新の会3.1%、国民民主党2.5%、立憲民主党2.1%、共産党1.9%、チームみらい1.6%、中道改革連合1.2%、日本保守党0.9%、公明党0.8%、いのちの党(旧・れいわ新選組)0.2%、社民党0.2%、その他0.4%でした。「支持政党なし」は42.0%で、自民党の34.7%を7.3ポイント上回っています。
前回8月8・9日調査と比べると、自民党は32.5%から34.7%へ2.2ポイント上昇しました。一方、国民民主党は5.2%から2.5%へ2.7ポイント低下しています。日本維新の会は2.4%から3.1%へ0.7ポイント上昇、チームみらいは1.2%から1.6%へ0.4ポイント上昇しました。参政党は4.7%から4.3%へ0.4ポイント低下しています。
「支持政党なし」は前回8月調査の40.2%から42.0%へ1.8ポイント上昇しました。自民党も2.2ポイント上昇しているため、「支持政党なし」と自民党の差は前回の7.7ポイントから7.3ポイントとなっています。
公表日:2026年9月14日
調査方式:RDD方式(固定電話・携帯電話)
回答:全国18歳以上の男女1,017人(国勢調査結果をもとに抽出・補正)
2026年9月28日時点で、9月5・6日調査より新しいJNNの全党政党支持率は確認できなかったため、前回確認済みの9月調査を維持しています。
JNNの最新世論調査は2026年9月5・6日に実施され、9月6日に結果が公表されました。政党支持率では、自民党が前回30.9%から32.2%へ1.3ポイント上昇しました。自民党以外では参政党4.4%、立憲民主党2.7%、国民民主党2.6%、日本維新の会2.2%、共産党2.0%、チームみらい1.9%などとなっています。
全党の支持率を見ると、自民党32.2%、参政党4.4%、立憲民主党2.7%、国民民主党2.6%、日本維新の会2.2%、共産党2.0%、チームみらい1.9%、日本保守党1.3%、公明党1.2%、中道改革連合1.0%、社民党0.5%、いのちの党0.3%、その他0.6%でした。「支持する政党はない」は43.1%で、自民党の32.2%を10.9ポイント上回っています。
前回8月1・2日調査と比べると、自民党は1.3ポイント上昇、参政党は1.7ポイント上昇、日本保守党は0.9ポイント上昇しました。一方、中道改革連合は0.9ポイント、日本維新の会は0.7ポイント低下しています。「支持する政党はない」は46.4%から43.1%へ3.3ポイント低下しました。
公表日:2026年9月6日
調査方式:RDD方式(固定電話・携帯電話)/調査員による聞き取り
調査対象:全国18歳以上2,826人(固定782人・携帯2,044人)
有効回答:1,036人(36.7%/固定451人・携帯585人)
ANNは2026年9月19・20日に新しい世論調査を実施しました。前回9月21日版では全党の政党支持率を確認できなかったため8月調査を掲載していましたが、その後ANN公式の世論調査ページで9月調査の全党データを確認できたため、今回は9月調査へ更新しています。
ANNの最新政党支持率では、自民党が前回41.8%から43.2%へ1.4ポイント上昇しました。自民党以外では日本維新の会4.6%、国民民主党4.1%、参政党3.7%、共産党3.4%、立憲民主党3.2%、公明党2.7%、チームみらい2.1%、日本保守党2.1%などとなっています。
全党の支持率は、自民党43.2%、日本維新の会4.6%、国民民主党4.1%、参政党3.7%、共産党3.4%、立憲民主党3.2%、公明党2.7%、チームみらい2.1%、日本保守党2.1%、中道改革連合1.3%、いのちの党0.9%、社民党0.8%、民主改革の会0.3%、その他0.5%でした。「支持する政党はない」は24.2%です。
前回8月22・23日調査と比較すると、自民党は41.8%から43.2%へ1.4ポイント上昇しました。一方、国民民主党は6.2%から4.1%へ2.1ポイント低下、立憲民主党は4.7%から3.2%へ1.5ポイント低下、チームみらいは3.3%から2.1%へ1.2ポイント低下しています。公明党は1.5%から2.7%へ1.2ポイント、日本保守党は0.9%から2.1%へ1.2ポイント上昇しました。
「支持する政党はない」は前回8月調査の24.2%から24.2%で変化なしでした。一方、自民党は1.4ポイント上昇しています。変化の原因については、この政党支持率だけから断定していません。
9月17日に設立された民主改革の会は、ANNの9月19・20日調査で新たに調査対象となり、支持率は0.3%でした。一方、中道改革連合も1.3%として別に掲載されています。新党分を既存政党の支持率から推測・換算していません。
公表日:2026年9月21日
調査方式:電話調査(RDD方式)
調査対象:全国18歳以上の男女2,937人
有効回答率:35.2%
有効回答数:未確認
※公式ページで回答率は確認できますが、実人数は確認できないため、割合から計算して補完していません。
今回掲載している調査日は、ANNが9月19・20日、FNN・産経が9月12・13日、JNNが9月5・6日と異なります。また、各社で調査方式や質問方法なども異なるため、媒体間の支持率の差をそのまま「上がった・下がった」と判断するのではなく、同じ媒体の前回調査からの変化を見ることが重要です。
政党支持率の前回比と変化をチェック
最新の政党支持率を見るときは、「今何%なのか」だけでなく、前回の世論調査から上がったのか、下がったのかにも注目したいところです。前の見出しでは主要メディアの政党支持率を横断的に比較しましたが、ここでは同じ調査主体の前回値と比べて、各党の動きに焦点を当てます。
2026年9月21日時点では、NHKの8月7~9日調査、毎日新聞・共同通信の8月22・23日調査、JNNの9月5・6日調査、FNN・産経の9月12・13日調査の政党支持率を確認できます。ANNは9月19・20日に新しい世論調査を実施していますが、9月21日午前時点で全党の政党支持率を確認できないため、政党支持率については8月22・23日の確認済みデータを使用しています。
直近の更新では、JNNで自民党が30.9%から32.2%へ1.3ポイント上昇し、参政党も2.7%から4.4%へ1.7ポイント上昇しました。一方、「支持する政党はない」は46.4%から43.1%へ3.3ポイント低下しています。FNN・産経では自民党が32.5%から34.7%へ2.2ポイント上昇した一方、国民民主党は5.2%から2.5%へ2.7ポイント低下しました。「支持政党なし」は40.2%から42.0%へ1.8ポイント上昇しています。
たとえばNHKの自民党支持率35.0%とFNN・産経の34.7%を比べて「自民党が0.3ポイント下がった」と判断することはできません。調査方法や対象、実施日などが異なるからです。NHKならNHK、FNN・産経ならFNN・産経というように、同じ世論調査の前回値と比較するのがポイントです。
前回掲載時から新しく反映する必要があるのは、JNNの9月5・6日調査とFNN・産経の9月12・13日調査です。ANNについても9月19・20日に新しい世論調査が行われていますが、9月21日午前時点で全党の政党支持率を確認できないため、推測では更新せず、8月22・23日の確認済みデータを使用しています。媒体ごとに調査方法や回答者数などが異なるため、異なる媒体同士の数字から前回比を計算していません。
自民党の政党支持率は上がった?下がった?
まず気になるのが、今回確認している主要6媒体で政党別の支持率トップとなっている自民党です。2026年9月21日時点で確認できる政党支持率は、ANNが41.8%、NHKが35.0%、共同通信が34.9%、FNN・産経が34.7%、JNNが32.2%、毎日新聞が24%となっています。ただし、各社で調査時期が異なるため、媒体同士の数字ではなく、それぞれ同じ媒体の前回調査と比べて動きを確認します。
今回新しく反映したFNN・産経では、自民党支持率が8月8・9日の32.5%から34.7%へ2.2ポイント上昇しました。JNNでも8月1・2日の30.9%から9月5・6日の32.2%へ1.3ポイント上昇しています。毎日新聞は23%から24%へ1ポイント上昇しています。一方、NHKは35.7%から35.0%へ0.7ポイント低下、共同通信は35.9%から34.9%へ1.0ポイント低下しました。
ANNについては、8月22・23日調査で自民党が35.5%から41.8%へ6.3ポイント上昇しました。その後、9月19・20日に新しいANN世論調査が行われていますが、9月21日午前時点で全党の政党支持率を確認できないため、下表では8月の確認済み政党支持率を掲載しています。
※前回比はすべて同じ媒体の直前調査との比較です。ANNは9月19・20日に新しい世論調査を実施していますが、9月21日午前時点で全党の政党支持率を確認できないため、政党支持率については8月調査を掲載しています。
各媒体で確認できる最新の自民党支持率を、それぞれ同じ媒体の前回値と比べると、JNN、FNN・産経、ANN、毎日新聞の4媒体では上昇し、NHKと共同通信の2媒体では低下しています。ただし、ANNだけは9月に新しい世論調査が実施されているものの、全党支持率を確認できていないため、8月調査同士の比較です。
2026年9月21日時点で確認できる主要6媒体の最新政党支持率を、それぞれ同じ媒体の前回調査と比べると、自民党は4媒体で上昇、2媒体で低下しています。JNNは+1.3ポイント、FNN・産経は+2.2ポイント、ANNの確認済み8月調査は+6.3ポイント、毎日新聞は+1ポイントでした。一方、NHKは-0.7ポイント、共同通信は-1.0ポイントです。調査時期や調査方式、回答者などが異なるため、これらを単純平均したり、複数媒体の数字をつなげて一つの時系列として扱ったりしないことが重要です。
前回の8月31日版では自民党支持率を「4媒体で低下、2媒体で上昇」と整理していました。その後、JNNの9月調査では30.9%から32.2%へ1.3ポイント上昇し、FNN・産経の9月調査でも32.5%から34.7%へ2.2ポイント上昇しました。このため、現在確認できる各媒体の最新政党支持率と同じ媒体の前回値を比べると、「4媒体で上昇、2媒体で低下」という整理に変わっています。今回確認した数値だけから、その原因は断定していません。
自民党だけに絞って、現在の数字や前回比、直近の変化を確認したい方は、自民党の最新支持率と直近の推移を詳しく見ると、最近の動きをより詳しく確認できます。
野党各党の政党支持率はどう動いた?
野党側はどうでしょうか。2026年9月21日時点では、JNNの9月5・6日調査、FNN・産経の9月12・13日調査まで確認できます。NHKは8月7~9日、毎日新聞・共同通信は8月22・23日の調査が引き続き最新です。ANNは9月19・20日に新しい世論調査を実施していますが、9月21日午前時点で全党の政党支持率を確認できないため、政党支持率については8月22・23日の確認済みデータを使用しています。
前回掲載時から、JNNを8月調査から9月5・6日調査へ、FNN・産経を8月調査から9月12・13日調査へ更新しました。JNNでは参政党が+1.7ポイント、日本保守党が+0.9ポイントとなった一方、日本維新の会は-0.7ポイント、国民民主党は-0.4ポイントでした。FNN・産経では日本維新の会が+0.7ポイントとなる一方、国民民主党は-2.7ポイントとなっています。
JNNでは、参政党が前回2.7%から4.4%へ1.7ポイント上昇し、野党では最も高くなりました。立憲民主党は2.4%から2.7%へ0.3ポイント上昇、チームみらいは1.4%から1.9%へ0.5ポイント上昇、日本保守党も0.4%から1.3%へ0.9ポイント上昇しています。一方、日本維新の会は2.9%から2.2%へ0.7ポイント低下、国民民主党は3.0%から2.6%へ0.4ポイント低下しました。
| 政党 | JNN 8月1・2日 | JNN 9月5・6日 | 前回比 | 変化 |
|---|---|---|---|---|
| 参政党 | 2.7% | 4.4% | ▲1.7pt | 上昇 |
| 立憲民主党 | 2.4% | 2.7% | ▲0.3pt | 上昇 |
| 国民民主党 | 3.0% | 2.6% | ▼0.4pt | 低下 |
| 日本維新の会 | 2.9% | 2.2% | ▼0.7pt | 低下 |
| チームみらい | 1.4% | 1.9% | ▲0.5pt | 上昇 |
| 日本保守党 | 0.4% | 1.3% | ▲0.9pt | 上昇 |
FNN・産経では、日本維新の会が前回2.4%から3.1%へ0.7ポイント上昇しました。一方、国民民主党は5.2%から2.5%へ2.7ポイント低下しています。参政党は4.7%から4.3%へ0.4ポイント低下、共産党は2.5%から1.9%へ0.6ポイント低下しました。立憲民主党は2.0%から2.1%へ0.1ポイント、チームみらいは1.2%から1.6%へ0.4ポイント上昇しています。
| 政党 | FNN・産経 8月8・9日 | FNN・産経 9月12・13日 | 前回比 |
|---|---|---|---|
| 参政党 | 4.7% | 4.3% | ▼0.4pt |
| 日本維新の会 | 2.4% | 3.1% | ▲0.7pt |
| 国民民主党 | 5.2% | 2.5% | ▼2.7pt |
| 立憲民主党 | 2.0% | 2.1% | ▲0.1pt |
| 共産党 | 2.5% | 1.9% | ▼0.6pt |
| チームみらい | 1.2% | 1.6% | ▲0.4pt |
| 中道改革連合 | 1.7% | 1.2% | ▼0.5pt |
共同通信では、立憲民主党が3.8%から4.8%へ1.0ポイント上昇した一方、チームみらいは6.5%から4.0%へ2.5ポイント低下、中道改革連合は4.6%から2.8%へ1.8ポイント低下、共産党は4.0%から2.4%へ1.6ポイント低下しました。2026年9月21日時点で、この調査より新しい共同通信の全党支持率は確認できていないため、前回掲載値を維持しています。
| 政党 | 共同通信 7月25・26日 | 共同通信 8月22・23日 | 前回比 | 変化 |
|---|---|---|---|---|
| 立憲民主党 | 3.8% | 4.8% | ▲1.0pt | 上昇 |
| チームみらい | 6.5% | 4.0% | ▼2.5pt | 低下 |
| 中道改革連合 | 4.6% | 2.8% | ▼1.8pt | 低下 |
| 共産党 | 4.0% | 2.4% | ▼1.6pt | 低下 |
ANNでは9月19・20日に新しい世論調査が行われていますが、9月21日午前時点で全党の政党支持率を確認できません。そのため、ここでは8月22・23日の確認済みデータを掲載します。この調査では国民民主党が5.1%から6.2%へ1.1ポイント上昇し、日本維新の会も4.6%から5.1%へ0.5ポイント上昇しました。一方、参政党は6.0%から3.3%へ2.7ポイント低下、公明党は2.6%から1.5%へ1.1ポイント低下しています。
| 政党 | ANN 7月18・19日 | ANN 8月22・23日 | 前回比 |
|---|---|---|---|
| 国民民主党 | 5.1% | 6.2% | ▲1.1pt |
| 日本維新の会 | 4.6% | 5.1% | ▲0.5pt |
| 参政党 | 6.0% | 3.3% | ▼2.7pt |
| 立憲民主党 | 5.0% | 4.7% | ▼0.3pt |
| チームみらい | 2.8% | 3.3% | ▲0.5pt |
| 公明党 | 2.6% | 1.5% | ▼1.1pt |
毎日新聞・社会調査研究センターの調査では、国民民主党5%、日本維新の会4%、参政党4%、立憲民主党4%、中道改革連合4%、チームみらい4%、共産党3%などとなりました。前回比ではチームみらいが5%から4%へ1ポイント低下し、社民党が0%から1%へ1ポイント上昇しました。国民民主党、維新、参政、立憲、中道改革連合、共産党、公明党、日本保守党などは公表値では前回と同じです。2026年9月21日時点では、この調査より新しい全党データを確認できていないため、前回掲載値を維持しています。
最新の主要媒体を横断して見ると、野党各党の動きは媒体によってかなり異なっています。たとえば国民民主党は、JNNでは3.0%から2.6%へ低下し、FNN・産経でも5.2%から2.5%へ低下しました。一方、ANNの確認済み8月調査では5.1%から6.2%へ上昇し、毎日新聞では5%で横ばいです。
参政党も、JNNでは2.7%から4.4%へ1.7ポイント上昇した一方、FNN・産経では4.7%から4.3%へ0.4ポイント低下し、ANNの確認済み8月調査では6.0%から3.3%へ2.7ポイント低下しています。日本維新の会についても、FNN・産経では上昇しましたが、JNNでは低下しており、媒体によって方向が分かれています。
このため、「野党全体が上昇している」「特定の野党がすべての調査で一貫して伸びている」と今回の結果だけから判断することはできません。各社で調査時期や調査方式が異なるため、それぞれ同じ媒体の前回調査と比較して見ることが重要です。
今回の更新では、JNNの9月5・6日調査とFNN・産経の9月12・13日調査を新たに反映しました。JNNでは参政党が+1.7ポイントとなった一方、国民民主党は-0.4ポイント、日本維新の会は-0.7ポイントでした。FNN・産経では日本維新の会が+0.7ポイントとなった一方、国民民主党は-2.7ポイントとなっています。共同通信・毎日新聞は確認済みの8月調査を維持し、ANNについては9月19・20日の新調査で全党支持率を確認できないため、政党支持率は8月22・23日の確認済み値を掲載しています。同じ政党でも媒体によって上昇・低下・横ばいが分かれており、変化の原因については数値だけから断定していません。
1回の上昇・下落だけでは、一時的な変化なのか大きな流れなのか判断しにくいことがあります。各党が数か月でどう動いたのか知りたい方は、政党支持率の直近6か月の推移もあわせて確認してみてください。
支持政党なしの割合はどう変化した?
もう一つ見逃せないのが、特定の政党名ではなく「支持する政党はない」と答えた人たちです。2026年9月21日時点で確認できる主要媒体の最新調査を見ると、JNN、NHK、FNN・産経、共同通信では9月の新しい数字を確認できます。前回調査との比較では、JNN、NHK、共同通信で「支持政党なし」が減少した一方、FNN・産経では増加しており、媒体によって方向が分かれています。
23.4%
19.4%
▼4.0pt
共同通信では、8月22・23日調査で「支持政党なし」が18.9%から23.4%へ4.5ポイント上昇していました。しかし、第2次高市改造内閣発足後の9月17・18日に行われた緊急世論調査では19.4%となり、8月調査から4.0ポイント低下しました。8月に大きく上昇したあと、9月の緊急調査では再び低下した形です。
ほかの媒体でも変化があります。JNNは8月の46.4%から9月5・6日調査の43.1%へ3.3ポイント低下しました。NHKも8月の39.0%から9月調査の37.6%へ1.4ポイント低下しています。一方、FNN・産経では8月の40.2%から9月12・13日調査の42.0%へ1.8ポイント上昇しました。
※前回比はすべて同じ媒体の直前調査との比較です。異なる媒体間の数値から増減を計算していません。ANNは9月19・20日に新しい世論調査を実施していますが、9月21日午前時点で全党の政党支持率を確認できないため、「支持政党なし」については確認済みの8月22・23日調査を掲載しています。
「支持する政党はない」という回答は、必ずしも「政治に興味がない」という意味ではありません。特定の政党を固定的に支持せず、政策や候補者などを見ながら投票先を決める人も含まれます。また、世論調査ごとに質問方法や調査方式、回答者の構成などが異なるため、数字が増減した理由まで政党支持率だけから断定することはできません。
2026年9月21日時点で特に注目したいのは、8月調査では「支持政党なし」が増えていた媒体でも、9月になると逆方向の動きが確認されていることです。JNNでは46.4%から43.1%へ、NHKでは39.0%から37.6%へ、共同通信では23.4%から19.4%へ低下しました。一方、FNN・産経では40.2%から42.0%へ上昇しています。
9月に新しい数値を確認できた媒体だけを見ると、JNN・NHK・共同通信では「支持政党なし」が前回から減少し、FNN・産経では増加しています。特に共同通信は-4.0ポイント、JNNは-3.3ポイントと比較的大きく低下しました。一方、FNN・産経は+1.8ポイントです。このため、8月末時点のように「複数媒体で無党派層が増えている」と単純に整理することは難しくなっています。
2026年9月21日時点では、JNNを9月5・6日調査、NHKを9月調査、FNN・産経を9月12・13日調査、共同通信を9月17・18日の緊急調査へ更新しました。JNNは46.4%→43.1%、NHKは39.0%→37.6%、共同通信は23.4%→19.4%と低下した一方、FNN・産経は40.2%→42.0%へ上昇しています。8月31日時点の「4媒体で増加・2媒体で減少」という状況から、9月に新しい調査が出た媒体では動きが変化しています。
特に今回は、8月から9月にかけて「支持政党なし」の方向が変わった媒体があります。この3点を同じ媒体の調査で継続して比較していくと、単発の数字だけでは見えにくい政党支持率の流れをつかみやすくなります。
世論調査では「支持政党なし」が各政党を上回ることもあります。なぜこれほど多いのか、年代による違いや無党派層が増える背景は、「支持政党なし」の割合が多い理由を詳しく見るでわかりやすく整理しています。
今1番人気の政党はどこ?
「今、日本で1番人気の政党はどこ?」という疑問を、最新の世論調査から確認してみましょう。2026年8月9日時点で主要メディアの政党支持率を見ると、答えはかなりはっきりしています。
政党別の支持率1位は自民党です。ただし、JNNやNHKなど一部の世論調査では「支持政党なし」が自民党の支持率を上回っています。
政党支持率1位の政党を確認
主要メディアが公表している最新の政党支持率では、確認したすべての調査で自民党が政党別1位となっています。数字には差がありますが、トップの政党については結果が一致しています。
たとえばJNNの8月1・2日調査では、自民党30.9%に対し、国民民主党3.0%、日本維新の会2.9%、参政党2.7%、立憲民主党2.4%でした。共同通信でも自民党35.9%に対し、国民民主党7.2%、チームみらい6.5%、参政党6.3%となっており、自民党が大きくリードしています。
「政党の中で最も支持されているのはどこ?」という意味なら、2026年8月9日時点では自民党と考えてよいでしょう。ただし、自民党が国民の過半数から支持されているという意味ではありません。
支持率が高い政党が、自分に合う政党とは限りません。経済、税金、子育て、社会保障、外交など、主要政党の政策をわかりやすく比較しているので、各党の違いを知りたい方はこちらも参考にしてみてください。
▶【更新あり】政党を比較してわかりやすい政策一覧にまとめてみた
「支持政党なし」と比べるとどうなる?
政党だけを比べれば自民党が1位ですが、世論調査には「支持する政党はない」という回答もあります。これを並べてみると、少し違った姿が見えてきます。
JNNでは「支持政党なし」が46.4%で、自民党30.9%を15.5ポイント上回っています。NHKでも37.0%対35.7%、FNN・産経でも41.5%対33.1%と、「支持政党なし」のほうが多い結果です。一方、共同通信では自民党35.9%が「支持政党なし」18.9%を上回っています。
46.4%だから「支持政党なしが政党支持率1位」という意味ではありません。特定の政党を支持すると答えなかった人の割合です。また、政治に関心がない人だけでなく、政策や候補者によって投票先を変える人なども含まれるため、理由までは数字だけで判断できません。
つまり最新の世論調査からは、「政党の中では自民党が圧倒的に1位だが、特定の支持政党を持たない人も非常に多い」という特徴が見えてきます。この2つを分けて考えることが、現在の政党支持率を理解するポイントです。
政党支持率は、日本政治の動きを見るための一つの材料です。政府・国会・各政党の動きや、物価・税金・社会保障など暮らしに関係する話題までまとめて確認したい方は、最近の政治ニュースをわかりやすく見ると、今の政治の全体像をつかみやすくなります。
自民党と野党の政党支持率に大きな差があるのはなぜ?
最新の政党支持率を見ていると、「なぜ自民党と野党各党には、これほど差があるの?」と気になります。
2026年9月のNHK世論調査では、自民党35.9%に対し、立憲民主党3.7%、国民民主党2.8%など、野党の支持は複数に分かれています。さらに「支持する政党はない」は37.6%でした。
比較的大きな支持層
複数政党へ支持が分散
大きな割合を占める
調べてみると、単純に「自民党が支持され、野党が支持されていない」と考えるのではなく、この3つを一緒に見ることがポイントだと分かりました。
自民党に支持が集まりやすい背景
私も最初は「与党だから支持率が高いのかな?」と考えていました。しかし、それだけでは説明しきれません。
自民党は1955年の結党以降、政権を離れた時期を挟みながらも、長期間にわたり日本政治の中心に位置してきました。国政だけでなく、地方議員や党組織などを含めた長期的な政治基盤を持っていることも特徴です。
また、内閣支持率と政党支持率は別の数字です。「内閣は支持するが自民党支持ではない」といった回答もあり得るため、両者を同じ意味として見るのは注意が必要です。
| 数字 | 主に見るもの |
|---|---|
| 内閣支持率 | 現在の内閣への支持 |
| 政党支持率 | 支持している政党 |
野党の支持が複数の政党に分かれている
次に重要なのが、野党支持が1つの政党に集まっていないことです。
2026年9月のNHK世論調査では、立憲民主党3.7%、国民民主党2.8%、参政党2.5%、共産党2.5%などとなっています。つまり、自民党以外を支持する人が、1つの野党へまとまっているわけではありません。
しかも、野党各党は経済、社会保障、安全保障などで考え方が異なります。そのため、各党の政党支持率を単純に足して「野党支持率」と考えるのも適切とは限りません。
ここまで調べてみると、「自民党 対 野党1党」ではなく、「自民党+複数の政党+無党派層」という構図で見る方が、現在の政党支持率を理解しやすいと感じました。
政党を積極的に支持しない人も多い
そして見落とせないのが、「支持する政党はない」という無党派層です。
2026年9月のNHK世論調査では「支持する政党はない」が37.6%で、自民党の35.9%をわずかに上回っています。JNNの9月5~6日調査でも、自民党32.2%に対して「支持する政党はない」は43.1%でした。
支持政党なし 37.6%
支持政党なし 43.1%
私が勘違いしていたのは、「支持政党なし=政治に関心がない」とは限らないことです。特定政党を継続的に支持していなくても、選挙では候補者や政策を比較して投票する人はいます。
最新の世論調査を見るときも、1位の政党支持率だけでなく、各党への支持の分散と「支持政党なし」の割合まで確認することが大切です。また、政党支持率は調査時点の回答であり、実際の選挙結果や将来の投票行動そのものを示す数字ではない点にも注意しておきましょう。
政党支持率の最新世論調査から何がわかる?見方を解説

ニュースで「最新の政党支持率は○%」と聞くことがあります。でも私も最初は、「これは選挙でその政党に投票する人の割合なの?」と少し混乱していました。
調べてみると、政党支持率・内閣支持率・選挙での投票先は、それぞれ意味が違います。しかも世論調査は調査機関によって質問や調査方法も異なるため、数字だけを比べるのではなく、まず「何を質問した数字なのか」を理解することが大切です。
支持する政党を見る
内閣への評価を見る
選挙での選択を見る
似た数字に見えますが、答えている質問が違います。まずはここから一緒に整理してみましょう。
政治における支持率とは?
そもそも政治ニュースでいう「支持率」とは何なのでしょうか。
実際の世論調査を確認すると、「内閣を支持するか」「どの政党を支持するか」などを全国の有権者などに質問し、その回答を割合として示しています。
つまり支持率は、選挙結果のように実際に投票された票を数えたものではなく、調査時点で人々がどう答えたかを表した数字です。
さらに、同じ政党や内閣でも調査機関によって支持率が違うことがあります。調査方法、質問の仕方、調査日、回答した人の構成などが同じではないためです。
そのため最新の政党支持率を見るときは、「何%だったか」だけでなく、「どこの世論調査で、いつ、どのように調べた数字なのか」まで確認すると理解しやすくなります。
政党支持率は「どの政党を支持するか」を表す
政党支持率は、簡単にいえば「どの政党を支持しているか」を尋ねた世論調査の結果です。
実際にテレビ朝日の世論調査を見ると、「内閣支持率」とは別に「政党支持率」が設けられ、自民党、日本維新の会、国民民主党、立憲民主党など各政党に加え、「支持する政党はない」という回答も集計されています。
| 見るポイント | 分かること |
|---|---|
| 各党の支持率 | 調査時点で各政党を支持すると答えた割合 |
| 前回との変化 | 同じ調査の中で支持がどう動いたか |
| 支持政党なし | 特定の政党を支持していない人の割合 |
ここまで調べてみると、政党支持率は「次の選挙で必ずその政党へ投票する人の割合」ではないと理解すると分かりやすそうです。
また、調査機関によって質問文や選択肢などが異なるため、別々の世論調査の数字をそのままつなげて「○ポイント上昇した」と判断するのも注意が必要です。変化を見るなら、基本的には同じ調査機関の前回調査と比べる方が整理しやすくなります。
内閣支持率とは意味が違う
もう一つ混同しやすいのが内閣支持率です。名前は似ていますが、政党支持率とは質問している対象が違います。
内閣支持率は、現在の内閣を「支持する」「支持しない」といった形で尋ねた結果です。実際の世論調査でも、内閣への支持と政党への支持は別々に質問されています。
ここが意外だったのですが、「内閣を支持すること」と「政権を担う政党を支持すること」は同じ質問ではありません。そのため、内閣支持率と与党の政党支持率が一致しなくても不思議ではありません。
実際、テレビ朝日の世論調査では、内閣を支持する理由として「支持する政党の内閣だから」だけでなく、「政策に期待が持てるから」「他の内閣よりよさそうだから」など複数の選択肢を設けています。つまり、内閣への評価には政党支持以外の要素も含まれ得ることが分かります。
つまり、政党支持率を見るときに大切なのは、数字の高さだけではありません。調査日・調査機関・質問内容・前回からの変化までセットで確認することで、最新の世論がどのように動いているのかを、より正確に読み取りやすくなります。
政党支持率と内閣支持率の違いは?
政党支持率と内閣支持率は、ニュースでは並んで紹介されることが多い数字です。では、この2つはどこが違うのでしょうか。
前の見出しでは「質問している対象が違う」と整理しましたが、ここではもう一歩進めて、2つの数字が違う動きをしたときに何が見えてくるのかを考えてみます。
政党そのものへの支持を見る
その時点の内閣への支持を見る
この違いがあるからこそ、内閣支持率が動いても与党の政党支持率が同じ幅で動くとは限りません。反対に、政党支持率が変化しても内閣への評価が同じ方向へ動くとは限らないわけです。
内閣を支持しても与党支持とは限らない
私が最初に少し不思議だったのが、「内閣を支持するなら、その内閣をつくっている与党も支持するのでは?」という点でした。
しかし実際の世論調査では、この2つは別々に聞かれています。内閣については、その時点の首相や政策、政権運営などを踏まえて「支持するか」を答える一方、政党支持率では「どの政党を支持するか」が問われます。
たとえば、特定の政党を支持していなくても「今の首相には期待している」「この政策は評価している」と考えることはできます。逆に、与党を支持していても、現在の内閣の政策や政権運営には納得できないという回答もあり得ます。
ここまで調べてみると、内閣支持率をそのまま「与党を支持している人の割合」として読むのは避けた方がよさそうです。最新の数字を見るときも、2つは分けて確認する必要があります。
政党支持率だけでなく、現在の内閣そのものがどのくらい支持されているのかも確認しておきたい人は、▶ 高市内閣の最新支持率と推移 もあわせてチェックしてみてください。主要メディアの最新調査や歴代内閣との比較をまとめています。
政党支持率と内閣支持率を一緒に見る意味
では、別の数字ならなぜ一緒に見るのでしょうか。調べてみて分かったのは、2つを並べることで「何に対する評価なのか」を考えやすくなることです。
| 数字の動き | 確認したいポイント |
|---|---|
| 内閣支持率だけ大きく動く | 首相・政策・政権運営などへの評価が変化していないか |
| 政党支持率も動く | 政党そのものへの支持にも変化が出ていないか |
| 2つの差が大きい | 内閣への評価と政党への支持を分けて見る必要がある |
ただし、ここは注意が必要です。たとえば「内閣支持率だけ下がったから、この政策が原因だ」と世論調査の数字だけで理由まで断定することはできません。調査に支持・不支持の理由を尋ねる設問があれば、その回答も確認する必要があります。
つまり大切なのは、2つの支持率を単純に足したり優劣をつけたりすることではなく、「内閣への評価」と「政党への支持」を切り分けながら変化を見ることです。こう考えると、ニュースで政党支持率と内閣支持率が別々に紹介される理由も理解しやすくなります。
政党支持率と選挙で投票する政党は同じ?
政党支持率を見ていると、もう一つ気になることがあります。「支持している政党があるなら、選挙でもその政党に投票するの?」という疑問です。
私も最初は、政党支持率がそのまま選挙での得票率に近づくのでは、と考えていました。しかし調べてみると、「普段どの政党を支持しているか」と「今回の選挙でどこに投票するか」は別の判断として考えた方が分かりやすそうです。
普段の政党への支持を見る
その選挙で実際に選ぶ候補・政党
つまり、最新の政党支持率は選挙を考える材料にはなりますが、そこから実際の投票結果をそのまま読み取れるわけではありません。
支持政党と実際の投票先が違うこともある
では、なぜ支持政党と投票先が違うことがあるのでしょうか。
選挙では政党だけでなく、候補者、政策、選挙区の状況、その時点で重視している問題なども判断材料になります。特に衆議院選挙では、小選挙区と比例代表で別々に投票するため、同じ選挙でも異なる政党を選ぶことができます。
実際、2026年にNIRA総合研究開発機構が行った調査でも、「今週末に選挙があるとしたら投票したい政党」と「長期的に支持する政党」を別々に質問しています。調査結果にも違いがあり、研究上もこの2つを分けて捉えています。
さらに、選挙後の意識調査では、比例代表でその党に投票した理由について、「その党を支持するから」以外を選んだ回答者も多く確認されています。つまり投票は、固定的な政党支持だけで決まるとは限らないことが分かります。
選挙直前に投票先を決める人もいる
もう一つ見逃せないのが、世論調査の時点では投票先を決めていない人です。
たとえば2026年2月の衆議院選挙前に行われたJNN世論調査では、比例代表の投票先について24%が「まだ決めていない」と回答していました。年代によっては、およそ3割がまだ決めていないケースもありました。
ここまで調べてみると、選挙前の最新の世論調査で投票先が示されても、それはあくまで「調査した時点でどう考えているか」を表した数字だと分かります。
その後の選挙運動や党首討論、候補者の訴えなどを見て判断する人も考えられるため、調査時点で「まだ決めていない」人が最終的にどこへ投票するかまでは、その数字だけでは分かりません。
つまり、政党支持率だけを見て選挙結果まで決まったように考えるのではなく、投票先を尋ねた世論調査や「まだ決めていない」人の割合も別に確認することが大切です。支持と投票を分けて見ることで、選挙前の数字をより丁寧に読み取れるようになります。
「支持政党なし」とはどういう意味?
政党支持率の世論調査を見ると、各政党の名前とは別に「支持する政党はない」という項目が出てきます。私も最初は、「これは政治にあまり関心がない人なのかな?」と思っていました。
しかし、ここまで調べてみると少し違いました。「支持政党なし」は基本的に、その世論調査で特定の政党を支持していると答えていない人を示すものです。政治への関心や、選挙に行く意思まで直接表しているわけではありません。
特定政党への支持
政治を気にしているか
選挙で投票するか
この3つは関連する場合があっても、同じ意味ではありません。
つまり、最新の世論調査で「支持政党なし」が多くても、それだけで「政治に興味のない人が多い」と判断することはできないわけです。
支持政党なし=政治に関心がないとは限らない
ここは特に勘違いしやすいところです。特定の政党を支持していなくても、政治ニュースを見たり、政策を比較したり、選挙で投票したりすることはできます。
たとえば、「ずっと応援したい政党はないけれど、選挙ごとに政策を見て決めたい」「政党より候補者を見て選びたい」という考え方もあり得ます。
逆に、政治への関心が低い人が「支持政党なし」と答えるケースも考えられます。ただし、通常の政党支持率の数字だけから、支持政党がない理由まで一人ひとり判別することはできません。
ここまで整理すると、世論調査の「支持政党なし」は政治への無関心を測る数字ではなく、特定政党への支持の有無を見る数字と考えるのが分かりやすそうです。
無党派層と呼ばれる人たちとは?
ニュースや選挙報道では、特定の政党を支持していない人たちを「無党派層」と呼ぶことがあります。
ただ、無党派層を全員が同じ考え方を持った1つのグループのように捉えるのは注意が必要です。特定政党を継続的に支持しないという点では共通していても、その理由や政治への関心、実際の投票行動まで同じとは限りません。
| 無党派層を見るとき | 注意したいこと |
|---|---|
| 政治への関心 | 関心がないとは限らない |
| 選挙への参加 | 支持政党がなくても投票する人はいる |
| 投票する政党 | 選挙ごとに判断が変わる場合がある |
私が調べる前に持っていた「無党派層=政治から距離を置いている人」というイメージでは、少し単純すぎたようです。むしろ「特定の政党への固定的な支持を持たない人たち」と捉えておく方が、ニュースを読むときには理解しやすくなります。
「支持政党なし」と答える人についてもう少し詳しく知りたい方へ。
意味や特徴、投票行動、選挙で注目される理由までわかりやすく整理しています。
▶無党派層とは何か簡単に知りたい方はこちら。
つまり最新の世論調査では、各政党の支持率だけでなく「支持政党なし」にも注目しつつ、その数字が何を表し、逆に何までは分からないのかを切り分けて読むことが大切です。
支持政党がない層はどのような人?
「支持政党なし」の意味が分かると、次に気になるのが「では、支持する政党がない人は、どのように政治を見ているの?」という点です。
ここで注意したいのは、支持政党がない人を1つのタイプにまとめられないことです。政治への関心が薄い人だけでなく、政党より政策や候補者を重視する人、その時々の状況を見ながら判断する人なども含まれます。
政策を比較して判断する
人物や活動も見て判断する
選挙や時期によって判断する
もちろん、すべての無党派層をこの3タイプに分類できるという意味ではありません。政党支持率の世論調査だけでは、「なぜ支持政党がないのか」までは分からないため、ここは決めつけないことが大切です。
政党より政策や候補者で判断する人
私が最初にイメージしていたのは、「支持政党がないなら、選挙でも誰に投票するか決めにくいのでは?」ということでした。しかし、必ずしもそうとは限りません。
特定の政党を継続的に応援していなくても、選挙では物価対策、社会保障、子育て、安全保障など、自分が重視する政策を比べて投票先を選ぶことができます。
さらに選挙区では、政党だけでなく候補者本人も選びます。候補者の政策や実績、地域での活動などを見て判断すれば、普段支持している政党がなくても投票先を決められます。
つまり「支持政党なし」という回答だけを見て、「選ぶ基準を持っていない人」と考えるのも早そうです。どの基準で政治を判断しているかは、政党支持率とは別の質問を確認する必要があります。
状況によって支持する政党が変わる人
もう一つ考えておきたいのが、いつも同じ政党を支持するとは限らない人です。
選挙の種類や争点、候補者などが変われば、重視するポイントも変わる可能性があります。そのため、ある時点の世論調査で「支持政党なし」と答えた人が、その後もずっと無党派のままとは限りません。
| 状況が変わると | 判断材料も変わり得る |
|---|---|
| 国政選挙 | 国の政策や政権運営など |
| 地方選挙 | 地域課題や候補者など |
| 大きな争点があるとき | その問題への各党の政策など |
ここまで調べて、私は「無党派層=支持する政党をまだ見つけていない人」だけではないと考えると理解しやすいと感じました。特定政党への固定的な支持を持たず、その時々で判断すること自体が一つのスタンスになっている人も考えられます。
つまり「支持政党なし」という数字は、1つの政治的な考え方を示しているわけではありません。政策重視、候補者重視、その時々での判断など、さまざまな人が含まれ得ることを意識すると、世論調査の無党派層をより丁寧に理解できます。
支持政党なしが多いのは異常なの?
政党支持率を見ていると、「支持政党なし」が各政党より高くなることがあります。すると、「こんなに無党派層が多いのは異常なの?」と気になりますよね。
私も最新の数字だけを見たときは、かなり特殊な状況なのかと思いました。しかし過去の世論調査までさかのぼってみると、「支持政党なし」が大きな割合を占める状況は以前にも確認できます。
特に世論調査は調査機関によって質問方法や調査方法が違います。「無党派層は○%なら正常」といった公的な基準もないため、一定の数字を超えたら異常と判断できるものではありません。
過去の世論調査と比べて考えることが大切
では、「支持政党なし」が多いかどうかは何と比べればよいのでしょうか。ここで役立つのが、同じ世論調査の過去データです。
たとえばNHKの調査では、2024年1月に「特に支持している政党はない」が45.0%、同年7月には47.2%、8月にも45.7%でした。2024年6月には44.0%だったことも確認できます。
| NHK世論調査 | 支持政党なし | 自民党 |
|---|---|---|
| 2024年1月 | 45.0% | 30.9% |
| 2024年7月 | 47.2% | 28.4% |
| 2024年8月 | 45.7% | 29.9% |
さらに長期データを見ると、2002年のNHK調査では「支持政党なし」が50%台後半~60%前後となった月も確認できます。つまり、無党派層が大きい状態そのものは最近だけの現象ではありません。
ただし、過去にも高かったからといって、現在の変化を無視してよいわけではありません。最新の政党支持率を見るなら、同じ調査機関で前月・半年前・1年前からどう動いたかを確認すると、その時点の特徴が見えやすくなります。
「最大勢力=無党派層」になることもある
もう一つ面白いのが、世論調査によっては「支持政党なし」が最も支持率の高い政党より大きくなることです。
先ほどのNHK調査でも、2024年7月は「支持政党なし」47.2%に対し、自民党28.4%でした。つまり、単純に割合だけを並べれば、どの政党よりも「支持政党なし」の方が大きかったことになります。
ただし、ニュースなどで使われる「無党派層が最大勢力」という表現には少し注意が必要です。無党派層は1つの政党や政治勢力ではなく、考え方や投票先の異なる人たちをまとめた呼び方だからです。
私も最初は「最大勢力なら、選挙でも大きなまとまりとして動くのでは?」と思いました。しかし、無党派層は1つの組織ではありません。選挙になれば、それぞれ別の候補者や政党を選ぶ可能性があります。
つまり、支持政党なしが多いかどうかを見るときは、「何%なら異常」と線を引くのではなく、過去の推移・各党の政党支持率・調査方法をセットで確認するのがポイントです。そうすると、最新の世論調査で無党派層が大きく見える理由も、少し冷静に読み取れるようになります。
自民党が強すぎる?それとも野党が弱すぎる?
最新の政党支持率を見ると、自民党と野党各党の間にはかなり大きな差があります。すると、「自民党が強すぎるの? それとも野党が弱すぎるの?」と考えたくなります。
ただ、ここまで世論調査を調べてきて分かったのは、この二択だけでは現在の状況をうまく説明できないということでした。
自民党の支持率だけでなく、野党支持がどのように分かれているのか、さらに「支持政党なし」がどれくらいいるのかまで見ないと、全体像をつかみにくいからです。
支持率とその推移を見る
支持の分散を見る
支持政党なしも見る
つまり「自民党対最大野党」だけではなく、政党支持全体がどのような形になっているかを見ることがポイントです。
自民党の支持率だけでは判断できない
私も最初は、自民党の支持率が他党より高ければ、そのまま「自民党が圧倒的に強い」と考えてよいのかと思っていました。
しかし、政党支持率はあくまで調査時点でどの政党を支持しているかを尋ねた結果です。選挙での得票率や議席数、内閣への評価と同じ数字ではありません。
さらに重要なのが、何と比較して「高い」と判断するのかです。野党第一党との比較だけでなく、自民党自身の過去の支持率や同じ調査機関での前回からの変化も確認する必要があります。
また、政党支持率が高いことだけから、個別政策まで幅広く支持されているとは判断できません。政策への賛否は、それぞれの設問を確認する必要があります。
つまり「自民党が強いか」を考える場合も、1回の支持率や他党との差だけで結論を出さず、時系列の変化や選挙結果などを分けて見る方が実態をつかみやすそうです。
野党支持の分散と無党派層にも注目する
一方、「野党が弱い」と考えるときにも注意が必要です。現在の日本では、野党への支持が1つの政党に集まっているわけではありません。
たとえば2026年9月12・13日のFNN・産経合同世論調査では、自民党34.7%に対し、野党では参政党4.3%、日本維新の会3.1%、国民民主党2.5%、立憲民主党2.1%などとなっています。
そして、ここで見逃せないのが「支持政党はない」42.0%です。自民党よりも大きな割合を占めています。
| 数字を見る視点 | 読み取れること |
|---|---|
| 自民党 34.7% | 個別政党では大きな支持を得ている |
| 野党各党 | 複数の政党へ支持が分かれている |
| 支持政党なし 42.0% | 特定政党を支持しない層も大きい |
ここが今回あらためて重要だと感じたところです。「自民党を支持していない人=最大野党を支持している人」ではありません。野党各党へ分かれている人もいれば、どの政党も支持していない人もいます。
そのため最新の世論調査を見るときは、1位と2位の差だけでなく、各党の支持率、支持政党なし、そして同じ調査機関での推移をセットで確認するのがおすすめです。そうすると、「強い・弱い」という一言だけでは見えなかった政治状況が整理しやすくなります。
世論調査によって政党支持率が違うのはなぜ?
複数メディアの政党支持率を見比べると、「同じ政党なのに数字が違う」と気づくことがあります。私も最初は、「どれが本当の支持率なの?」と疑問に思いました。
しかし調べてみると、世論調査は全国民全員に同じ日に質問しているわけではありません。調査日、対象者の選び方、質問方法、集計方法などが異なるため、結果に差が出ることがあります。
調査日の違い
調査対象の違い
質問・調査方法の違い
つまり、政党支持率には「全国共通の唯一の正解が毎日1つ存在する」わけではないと考えると理解しやすそうです。
調査した時期によって数字が変わる
まず確認したいのが調査日です。「最新」と書かれていても、すべてのメディアが同じ日に調査しているわけではありません。
政党支持は、選挙や国会での議論、政策発表などさまざまな出来事の前後で変化する可能性があります。そのため、数日から数週間ずれただけでも、同じ条件の調査とはいえなくなります。
さらに、世論調査には「調査日」と「公表日」があります。9月10日に記事を読んだからといって、9月10日時点の世論をリアルタイムで測った数字とは限りません。
そのため複数社を比較するときは、数字だけでなく「いつ調査した結果なのか」までセットで確認すると、違いの理由を考えやすくなります。
質問方法や調査対象によって違いが出る
次に重要なのが、どのような方法で、誰から回答を集めたのかという違いです。
たとえばJNNでは、コンピューターで無作為に電話番号を作るRDD方式を採用し、固定電話と携帯電話の両方を対象にしています。2026年9月5・6日の調査では全国18歳以上の2826人に電話し、1036人から有効回答を得ています。
ANNも固定電話と携帯電話を対象とするRDD方式ですが、2026年4月からは男女比の補正に加え、年代別の割合も国勢調査に基づいて補正する方式へ変更しました。
| 違いが出るポイント | 確認したい内容 |
|---|---|
| 調査方法 | 電話・インターネットなど |
| 対象者 | 年齢・地域・固定電話・携帯電話など |
| 質問方法 | 質問文や選択肢の提示方法など |
| 集計方法 | 人口構成に合わせた補正など |
ここまで調べると、数字が違うからといって、すぐに「どちらかの世論調査が間違っている」とはいえないことが分かります。
むしろ各社がどのような方法で調査したのかを確認したうえで、結果を見ることが大切です。調査方法の違いが結果に具体的に何ポイント影響したのかは、通常の公表資料だけでは分からない場合もあります。
1社の数字だけで判断しないことが大切
では、私たちは最新の政党支持率をどう見ればよいのでしょうか。ここまで調べて、私は「1社の数字を絶対的な答えとして見る必要はない」と考えると分かりやすいと感じました。
特に役立つのが、「横」と「縦」の2方向で見る方法です。
特に前回比を見る場合は、同じ会社の調査を追うことが重要です。A社の前月30%とB社の今月35%を比べて「5ポイント上昇した」とはいえません。調査条件が違うからです。
つまり世論調査を見るときは、政党支持率の数字+調査日+調査方法+同じ会社での推移をセットで確認するのがおすすめです。そうすると、数ポイントの違いだけに振り回されず、最新の政治状況をより丁寧に読み取れるようになります。
【まとめ】政党支持率の最新世論調査から政治の動きを読み解こう
ここまで最新の世論調査をもとに、政党支持率の見方や自民党と野党の差、「支持政党なし」の意味などを整理してきました。
政党支持率は、「今、どの政党がどのくらい支持されているのか」を知るための重要な数字です。ただし、一つの数字だけを見て「この政党が圧倒的に強い」「この政党は人気がない」と判断するのではなく、複数の世論調査を組み合わせて見ることが大切です。
特に覚えておきたいのが、政党支持率1位=国民の過半数がその政党を支持している、という意味ではないことです。自民党が他党を大きく上回る一方で、特定の政党を支持しない無党派層も大きな割合を占めています。
また、世論調査は株価のようなリアルタイムの数字ではありません。調査を行った日と公表日には時間差があり、調査会社によって対象者や質問方法なども異なります。そのため、「どの調査が正しいのか」を競わせるより、複数の調査に共通している動きや、同じ調査での前回比を見るほうが状況をつかみやすくなります。
今後の世論調査では、単に「自民党が何%」「野党が何%」を見るだけでなく、前回からどの党が伸びたのか、支持政党なしが増減したのか、複数媒体で同じ傾向が出ているのかにも注目すると、政治の変化が見えやすくなります。
政党支持率は選挙結果をそのまま予言する数字ではありません。それでも、同じ条件で継続的に追いかければ、各党への評価がどちらへ動いているのかを知る手がかりになります。最新の世論調査を「一つの数字」ではなく「変化の流れ」として見ることが、政党支持率から現在の政治を読み解く一番のポイントです。
各政党への支持だけでなく、現在の政権への評価も一緒に見ると政治の動きがさらに分かりやすくなります。 ▶高市内閣の支持率を最新データで確認する と、政党支持率との違いも比較しやすくなります。
この記事では、政党支持率や世論調査の最新動向を確認するため、以下の報道機関が公表している調査結果などを参考にしています。



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