【初心者OK】やさしく整理
ポジティブリストと添加物を正しく理解するための超入門
「添加物って体に悪いの?」
「ポジティブリストに載ってるなら安全?」
調べ始めると、安心できる情報と不安になる話が混ざって、余計にモヤっとしますよね。
“危険”“安全”と強い言葉だけが先に出てきて、結局どう考えればいいのか分からなくなる人も多いはずです。
実は、添加物の安全性は白か黒かで決まるものではありません。
ポイントになるのは、どんな添加物かよりも、どれくらいの量を、どんな頻度でとるか。
その考え方の土台になっているのが「ポジティブリスト」という仕組みです。
この記事では、難しい法律の話は最小限にして、ポジティブリストと添加物を“生活の中でどう受け止めればいいか”を、初心者向けにやさしく整理します。
読み終わるころには、情報に振り回されず、落ち着いて判断できるようになります。
- 添加物は量と頻度で考える
- ポジティブリストの基本を理解
- 危険・安全の二択を避ける
- 表示の見方と判断のコツ
- 不安を減らす現実的な工夫
※ポジティブリスト制度そのもの(対象・仕組み・注意点)を先に知りたい方は、全体像をまとめた別記事も参考になります▼▼▼
ポジティブリストと添加物の基本を初心者向けに理解する

「ポジティブリスト」と聞くと、なんとなく難しい制度の話に感じるかもしれません。ですが、食品添加物の視点で見ていくと、その考え方は意外とシンプルです。
ここでは、添加物とは何か・ポジティブリストとどう関係しているのかを、専門用語をできるだけ使わずに整理します。
まずは全体像をつかむことを目的に、基礎からやさしく確認していきましょう。
ポジティブリストとは何かを添加物の視点で整理
ポジティブリストは、ざっくり言うと「OKって決めたものだけ使える」ルール。 逆に言うと、リストにないものは原則使えない、という考え方です。
日本では、食品に入れていい添加物は国が「使ってOK」と整理したものに限る運用になっているよ。 厚生労働省の説明でも「指定された添加物だけが原則使用できる」と明記されています。
ネットでは「残留農薬のポジティブリスト」「器具・容器包装(プラスチック等)のポジティブリスト」も出てきます。 でも食品添加物の場合は、実務的には「国が指定したものだけ使える(指定制度)」という“ポジティブリスト型の運用”として理解すると迷いにくいです。
「原則NG・例外OK」というポジティブリストの考え方
ポジティブリストのいちばん大事なポイントは「先にOKを決めてから、使える範囲をはっきりさせる」ところ。 東京の公的資料でも、ポジティブリストは「使用を認める物質のリストを作り、それ以外は原則禁止」という仕組み、と説明されています。
- 「何を使っていいか」を見える化できる
- 新しい物質は安全性評価→OKなら追加という流れにできる
- 現場(メーカー)も消費者も判断基準が同じになる
- 原則:国が指定した添加物だけ使える
- 例外:指定がなくても使える枠がいくつかある
| 区分 | ざっくり言うと | ポイント |
|---|---|---|
| 原則 | 指定された添加物だけ使える | 未指定は製造・輸入・使用・販売ができない、と明記 |
| 例外 | 指定なしでも使える“限定枠”がある | 既存添加物・天然香料・一般飲食物添加物 |
公的ページでは「食品衛生法第12条」を根拠として説明するものがある一方で、 古いPDF等では「第10条」と表記されているケースもあります。 ここは資料の作成年や改正の影響が関係している可能性があり、断定はしません(※必要なら一次情報で条文を当たり直すのが確実)。
なぜ添加物にもポジティブリストがあるのか
理由をひとことで言うと、「口に入るものだから、先に安全チェックしてからOKを出す」ため。 厚生労働省は、使える添加物は原則として国が指定したものに限る、と説明しています。
ルールが「これなら使っていい」って明確だと、作る側も買う側も迷いにくいです。 公的ページでも、指定添加物以外に使える枠(既存添加物など)が限定的に示されています。
もし新しい添加物を使いたいなら、国が評価して「OK」となってから使う、という流れにしやすい。 消費者庁の説明でも、食品安全委員会の評価などを踏まえて使用を認める考え方が示されています。
国際的にも「使っていい添加物」をまとめた基準があります。 たとえばCodex(国際食品規格)のGSFA(食品添加物の一般規格)には、採用された添加物の規定がデータベース化されています。
「例外があるなら、何でもOKじゃないの?」と思いがちだけど、そうではありません。 例外として使える枠は公的に種類が限定されています。
- 既存添加物:昔から使われてきた天然系の添加物を、制度移行時に例外的に扱った枠(背景説明あり)
- 天然香料:香りづけに使う“天然由来”の香料として整理される枠
- 一般飲食物添加物:ふだん食品として食べられるものを“添加物目的で使う”場合の枠(例:用途によって扱いが変わる)
添加物のポジティブリスト型ルールは、「まず安全チェック」→「OKだけ使える」を徹底するための仕組み。 例外枠もあるけど、種類が限られているので、ざっくりでもここを押さえると記事全体がスッと理解できます。
食品添加物とは何かをできるだけ簡単に説明
「食品添加物」と聞くと、なんとなく体に悪そう…と感じる人も多いと思います。
でも実は、私たちが毎日食べている身近な食品の多くに関わっている存在です。 ここではむずかしい定義はいったん置いて、感覚的に理解できる説明から整理します。
「食品そのもの」と「添加物」の違い
野菜・肉・魚・米・パンなど、それ自体が「食べ物」として成り立っているもの。
- そのまま食べられる
- 主役として量を食べる
- 栄養をとる目的が中心
食品に少しだけ加えられて使われる「サポート役」。 添加物だけを大量に食べることはありません。
- 主役ではなく脇役
- 量はとても少ない
- 食品を作りやすくする目的
添加物の中には、昔から使われてきたものや、自然由来の成分も含まれます。 「添加物」という言葉だけで安全・危険を決めつけないことが大切です。
添加物はなぜ使われるのか(保存・見た目・味)
食品は放っておくと傷みます。 添加物は腐りにくくしたり、品質を保ったりする役割があります。
色が悪くなったり、分離したりすると、食べる前から不安になります。 見た目を安定させるのも添加物の役目です。
同じ味・同じ食感を毎回出すのは意外と大変。 添加物は「いつもの味」を保つ助けになります。
コンビニのおにぎりがすぐにカビない、色や味が毎回ほぼ同じなのは、 添加物が「安全に・安定して」使われているからです。 もし添加物が一切なければ、賞味期限はかなり短くなり、価格も上がると考えられます。
食品添加物は「よくわからないもの」ではなく、食品を安全・便利にするための脇役。 次の見出しでは、こうした添加物がポジティブリストの中でどう扱われているのかを、さらに整理していきます。
添加物はすべてポジティブリストの対象なのか
ここ、いちばん混乱しやすいところです。 「ポジティブリスト=一覧にあるものだけOK」って聞くと、“添加物は全部、1つのリストに入ってるの?”って思いますよね。
結論から言うと、添加物の世界は「1枚の表」で終わりません。 ふだんの説明ではまとめて「使っていい添加物」と言われがちですが、実務的にはいくつかの“区分(グループ)”で整理されています。 ※ここでは初心者向けに“仕組み”を優先して説明します。最新の正式な一覧(一次情報)は省庁の告示・リストを確認する必要があります(この場では記載できません)。
「全部が同じリストに載る」というより、“使っていい枠”が複数あって、 その中で整理されているイメージです。
ネットで「添加物一覧」を見ても、どの区分の話なのかが書かれていないと、誤解しやすいです。 この記事では、まず区分の考え方をつかむのがゴールです。
指定添加物・既存添加物という分け方
ざっくり言うと、国が「この添加物は使ってOK」と決めているグループです。 “新しく使いたい添加物”は、基本的にここに入るイメージ。
- ポイント:国のルールで「指定」されてはじめて使える
- イメージ:入場許可証をもらった人だけ入れる
ざっくり言うと、昔から使われてきた(主に天然由来の)添加物のうち、 制度の整理のときに「この範囲は使っていいよ」とまとめられたグループです。
- ポイント:歴史的に使われてきたものを“枠”として整理
- イメージ:昔からの常連さんに通行証が配られた
| 区分 | いちばん大事な違い | 初心者が迷いがちな点 | ここだけ覚える一言 |
|---|---|---|---|
| 指定添加物 | 国が“指定”してOKを出す | 「新しい添加物=全部ダメ?」と不安になりがち | 審査してOKなら使える |
| 既存添加物 | 昔からの使用実績を枠として整理 | 「天然=無制限にOK」と思いがち | 昔からでも“ルールの中” |
“安全確定”というより「制度上の枠」と思うのが近いです。 安全性は「量」「使い方」「対象(子ども等)」で考える必要があります。
あります(例:香料系、食品そのものを添加物目的で使う枠など)。 ただ、ここではまず検索者が一番つまずく指定/既存だけをスッキリさせています。
天然由来でもルールがある理由
自然のものでも、強すぎる成分が入っていたり、とる量で体に負担が出たりします。 だから「天然由来」でも、食品に入れるなら一定のルールで管理する、という考え方になります。
植物や発酵由来の成分は、産地・季節・作り方で中身が変わりやすいです。 だから「天然だからOK」ではなく、どの成分をどのくらいという見方が必要になります。
普段の食事でちょっと食べる分には平気でも、 濃縮してたくさん入れると、体への影響が変わることがあります。 だから添加物として使うなら、量のルールが大事になります。
天然の成分でも、体質に合わない人がいます。 みんなが安心して選べるように、表示や使い方のルールが必要になります。
- 天然=無制限OKと思い込まない
- 食品の中での役割(香り?色?保存?)を意識する
- 気になるなら、毎日大量に食べない(まず量の調整)
- 「安全か不安か」は、最終的に公的な一次情報で確認する(リスト・告示・基準)
このセクションは「仕組みの理解」を優先して書いています。 指定添加物・既存添加物の“最新の正式な一覧”や、個別成分の扱い(名称・範囲)は、 年度の改正や告示で更新される可能性があるため、ここで記載できません。
ポジティブリストの対象外になりやすい添加物の考え方
「対象外」と聞くと、なんだかノーチェックで自由な感じがしてしまいますよね。
でも、ポジティブリストの世界では“対象外=何でもOK”ではありません。 ここでは、なぜ対象外という考え方があるのか、そしてどこで勘違いが起きやすいのかを、やさしく整理します。
対象外とは、「ポジティブリストで個別管理しない考え方」であって、 安全確認やルールが不要という意味ではありません。
「対象外=ポジティブリストの外=自由」と読み替えてしまうと、 制度の意図とズレてしまいます。
「対象外=安全・自由」ではない点に注意
- 対象外=チェックされていない
- 対象外=どれだけ使ってもOK
- 対象外=危険性ゼロ
- 別のルールで管理されている
- 使い方・量・残り方が前提
- 安全性は切り口が違うだけ
ポジティブリストは、「食品に残って、口に入る可能性があるもの」を中心に管理する仕組みです。 逆に、最終的に食品に残らない、または影響が極めて限定的なものは、 一つ一つリストに載せるより、別の考え方で管理したほうが現実的、という判断になります。
加工の途中で使われるものの扱い
製造の途中で、洗う・分ける・反応させるために使われるものがあります。 目的は「食品を作りやすくすること」で、味や保存を直接よくするわけではありません。
製造工程の中で使われても、最終製品にはほとんど残らない、 または影響が無視できるほど少ない前提で扱われます。
こうしたものは、ポジティブリストに載せて管理する対象ではなく、 工程管理・残留管理といった別の視点でチェックされます。
お皿を洗う洗剤は、洗うときには使うけど、そのまま食べるわけではないですよね。 加工途中で使われるものも、考え方はそれに近く、 「最終的に口に入るかどうか」が判断の分かれ目になります。
- 「対象外」という言葉だけで安心しない
- 食品に最終的に残るかを意識する
- 管理方法がちがうだけという視点を持つ
- 詳しい判断は、一次情報(公的資料)で確認する
「どこまでが対象外か」「どの程度残れば管理対象か」は、用途や条件で変わります。 この部分は簡単な線引きができない領域なので、この記事では断定を避けています。 実務や詳細な判断が必要な場合は、必ず最新の公的資料を確認してください。
ネガティブリストとの違いを添加物でイメージする
「ポジティブリスト」と一緒によく出てくる言葉が「ネガティブリスト」です。
名前は似ていますが、考え方はまったく逆。 ここでは、食品添加物に当てはめたイメージで、違いを直感的につかみましょう。
「ダメなものだけ決めておく」考え方。 書いていないものは、基本的に使えてしまいます。
- 禁止事項だけを列挙
- 新しい物質が次々に出てくると追いつかない
- グレーなものが生まれやすい
「OKなものだけ決めておく」考え方。 リストにないものは、原則使えません。
- 使っていい範囲が明確
- 新しい物質は評価してから追加
- 消費者側も判断しやすい
ネガティブリストは「危ない物だけ黒板に書いてある教室」。 ポジティブリストは「持ってきていい物だけ配られたチェック表」。 後者のほうが、迷いにくいですよね。
過去の考え方と今の考え方の違い
添加物の数が今より少なかった時代は、 「これは危ないから禁止」という考え方でも回っていました。
- 想定外の使い方が出やすい
- 禁止に気づくまで時間がかかる
添加物の種類や技術が増えた今は、 「先にOKを決める」ほうが安全管理しやすくなっています。
- 安全確認の手順が明確
- 企業も基準を守りやすい
「問題が起きてから止める」より、 「使う前にチェックする」方向へ考え方がシフトしました。 これが、添加物でもポジティブリスト的な整理が重視される理由です。
なぜポジティブリストに変わったのか
新しい成分や作り方がどんどん出てくる時代。 後追い禁止では追いつかなくなりました。
「何が使われているのかわからない」状態は不安。 OKを見える化する必要がありました。
世界的にも、使えるものを先に決める管理方法が主流に。 日本だけ特別、という話ではありません。
ネガティブリストは「ダメなもの探し」、 ポジティブリストは「OKを先に決める」考え方。 添加物が増えた今は、後者のほうが安全を守りやすいため、 ポジティブリスト型の整理が選ばれています。
添加物のポジティブリストと安全性をどう考えればいいか

食品添加物について調べると、「安全」「危険」「避けるべき」といった言葉が多く出てきて、不安になる人も少なくありません。しかし、添加物の安全性はポジティブリスト制度の中で、量や使い方を前提に評価されています。
この章では、なぜ一言で安全・危険と言えないのか、そして日常生活でどう考えればよいのかを、落ち着いて整理していきます。
「安全性」は①体に悪影響が出ない量(目安)と②実際に食べる量(見込み)を比べて考えます。
「安全=ゼロリスク」ではありません。“ふつうの食べ方なら心配しにくい”という考え方が基本です。
添加物の安全性は何を基準に判断されているか
添加物の安全性は、ざっくり言うと次の3つのセットで考えます。 「名前」だけで判断しないための、いちばん重要な地図みたいなものです。
「これくらいなら毎日続けても問題ない」と考えられる量の基準を作ります。
ふだんの食生活でどれくらい口に入るかを想定して計算します。
食品ごとに使っていい範囲・上限を決めて、食べすぎにならないようにします。
| 言葉 | 超やさしい意味 | ここがポイント | 誤解しやすい点 |
|---|---|---|---|
| ADI | 毎日ずっと食べても心配しにくい量の目安 | 体重あたり(mg/kg体重/日)で考える | 「ADI=上限ギリギリまで食べてOK」ではない |
| 使用基準(上限) | 食品ごとに決める“入れていい量のルール” | 食べる量を想定して、ADIを超えにくいように調整 | 「上限=いつもその量が入ってる」ではない |
| 摂取量調査 | 実際の食品を調べて“どれくらい摂ってるか”を見る | 机上の計算だけで終わらせない | 「調査=危険が出た」という意味ではない |
「量」が重要になる理由
どんなものでも、多すぎれば体に負担が出ます。 これは添加物に限らず、砂糖でも塩でも同じです。
- 「名前」だけで怖がる
- 「天然」だけで油断する
- 大事な“食べ方”が抜け落ちる
安全性の評価は、ざっくり言うと 「この量なら影響が出ない」→「さらに安全側に余裕を取る」という流れです。
- “余裕”を見込んだ基準で考える
- 食べすぎにならないようルール化できる
- 感情ではなく、仕組みで判断しやすい
動物試験などで「ここまでは悪影響なし(無毒性量)」を見つける
↓
人の個人差などを考えて安全係数で割って、もっと安全側へ寄せる
↓
それがADI(毎日一生食べても心配しにくい目安)になる
毎日食べても問題ない範囲という考え方
ADIは、「毎日ずっと食べても、体が困らないと考えられる量」の目安です。 だからポイントは1回ドカ食いより、毎日の平均で考えるところ。
- 誤解:ADIをちょっと超えたら即アウト
- 実感:ADIは“毎日一生”の目安なので、短期のブレは平均で見ます
- 注意:だからといって、超えていい前提で食べるのは別の話
同じ加工食品ばかりに偏ると、特定の添加物も偏りやすいです。
たまに食べた日より、長期の食習慣で考えるのが基本。
「完全ゼロ」を目指すより、まず“頻度を下げる”が現実的です。
「ADIの具体的な数値」や「個別の添加物ごとの上限」は、添加物ごとに違い、改定されることもあります。 この記事では“考え方”の説明に集中し、数値の記載は避けています。
「危険」「安全」と一言で言えない理由を整理
添加物って、ネットだと「危険!」「安全!」って二択で語られがちです。
でも現実は、もう少し“生活っぽい話”で、量・頻度・その人の状態で見え方が変わります。 ここでは、怖がりすぎず、油断もしないための考え方の整理をします。
「成分名」で白黒をつけるより、“どれだけ・どれくらいのペースで・誰が”のほうが重要です。
「危険って言われた=即アウト」でも、「安全って聞いた=無限にOK」でもありません。 “使い方次第”の部分が残ります。
摂る量・頻度・体調による違い
- 同じ加工食品を毎日(偏りが出る)
- 間食が多い(回数が増える)
- 寝不足・体調不良で胃腸が弱っている
- アレルギー体質で反応が出やすい
- 加工食品は週の中で分散(偏りを減らす)
- 主食・主菜・野菜などベースの食事が安定
- 体調に合わせて量を調整できる
- 気になるときは頻度を下げる(ゼロにしない)
“ちょい足し”なら気になりにくくても、量が増えると見え方が変わります。
1回よりも、毎日の積み重ねが大事。 “偏り”が増えると不安も増えやすいです。
同じものでも、胃腸の調子や体の状態で感じ方が変わります。
- 最近、同じ加工食品に偏ってない?(まず分散)
- 寝不足・ストレスで胃腸が弱ってない?(量を減らす)
- 今日、体調が微妙なら“新しい食品”を試さない(様子見)
- 不安が続くなら、添加物より先に食事全体のバランスを見直す
子どもや高齢者が気になるポイント
子どもは体が小さいので、大人と同じ食品を同じペースで食べると、体重あたりの摂取量が増えやすいです。
- おやつ・ジュースが毎日固定になっていないか
- 同じメーカー・同じ種類ばかりのループになっていないか
- まずは頻度を下げる/ローテにするが現実的
高齢者は、日によって胃腸の調子や食べる量が変わりやすいです。 また、塩分や糖分の制限など、添加物より先に気にすべき点があることも多いです。
- 食が細いのに加工食品が中心だと偏りが出やすい
- 体調不良時は“刺激の少ない食事”へ寄せる
- 心配が強いときは、まず主治医の方針(食事制限)を優先
- 塩分・糖分・脂質など栄養バランス
- 食事の偏り(加工食品だけ、など)
- 体調不良が続く/症状が強い場合は受診
- 同じ商品を毎日固定しない(ローテ)
- 加工食品+生鮮を混ぜる(完全ゼロより効く)
- 体調が悪い日は新しい商品を試さない
子ども・高齢者・持病がある方は、同じ食品でも感じ方が変わることがあります。 この記事は「一般の考え方」をやさしく整理する目的なので、 個別の体質・アレルギー・服薬などに関しては断定できません。 気になる症状がある場合は、食品を控えるだけでなく、医療機関や専門家に相談してください。
「危険/安全」はラベルじゃなく、量・頻度・体調・年齢で変わる“状態の話”。 まずは偏りを減らすのがいちばん効く対策です。
避けるべきと言われやすい添加物の考え方
「避けるべき添加物まとめ!」みたいな話、よく見ますよね。 でも実はそれ、“成分そのもの”より「不安が広がりやすい条件」で語られていることが多いです。
ここでは名前の吊るし上げはせずに、なぜ不安視されやすいのかと、表示の見方のコツを、生活者目線で整理します。 (※「これが危険」「これが安全」と断定する一覧は、一次情報の確認なしに出すと誤解が大きいので、この章ではやりません)
“避けるべき”と言われやすいのは、「名前が怖い」「使われ方が見えにくい」「情報がバズりやすい」がそろうとき。
「避けるべき」という言葉は強いですが、実際は“避けるべき状況”の話になっていることも多いです。
なぜ不安視されやすいのか
カタカナや記号っぽい名前は、それだけで「よくわからない=怖い」に繋がりやすいです。
成分名だけが独り歩きすると、実際の摂取量が見えません。 量が見えないと、不安はふくらみがちです。
ルールや評価は更新されることがありますが、古い情報はネットに残ります。 古い不安が今も真実っぽく見えるのが厄介です。
- 「これが入ってたら危険!」と断定
- 「海外では禁止」と文脈なしで言う
- “動物の話”をそのまま人に当てはめる
- 量や条件を言わずに怖い部分だけ切り取る
- 「量はどのくらい?」を先に見る
- 「用途は何?」(保存・見た目・食感など)
- 「頻度」が高い食品かどうかで考える
- 一次情報(公的機関)に当たって更新日も確認
表示を見て判断するときのコツ
たまに食べる物より、毎日・週に何度も食べる物のほうが優先度が高いです。
「何のために入ってる?」(保存・色・食感など)を考えると、 名前だけの恐怖から抜けやすいです。
添加物ゼロを追うとしんどいです。現実的には、同じ加工食品ループを減らすほうが効きます。
- 頻度:それ、週に何回食べてる?(毎日系は優先)
- 量:一回の量が多い食品?(ドカ食い系は注意)
- 用途:保存?色?食感?(役割がわかると落ち着く)
- 自分の条件:子ども/高齢者/体調不良の日/アレルギー体質など
- 最後に:一次情報(公的)で“最新の扱い”を確認
不安な食品があるなら、「回数を半分にする」だけでも十分“安全側”に寄ります。 完全にゼロにしなくてOKです。
「この添加物が悪い」と決めるより、偏りを減らす/ローテするほうが、 誤判定が少なくて現実的です。
「避けるべき添加物トップ◯」のような断定リストは、条件(量・対象者・最新評価)を外すと誤解が出やすいです。 ここでは不安が生まれる仕組みと表示の見方に集中しました。
安全な添加物一覧と誤解されやすいポイント
「安全な添加物一覧」って、つい探したくなりますよね。気持ちはめちゃ分かる。
ただ、ここでの落とし穴は “一覧=永久に安心の名簿” みたいに受け取ってしまうこと。 本当は、添加物の安全性は 「条件つき(量・用途・食べ方)」 で評価されます。
- 載ってる=無条件で安全
- 載ってない=即危険
- 一度OKなら未来もずっとOK
- 成分名だけで白黒がつく
- 安全性は“量”で決まる(ADIなどの考え方)
- 食品ごとに使い方・上限を決める
- 実際の摂取量も調べて継続チェックする
- 新しい知見が出れば見直しもありうる
「長く使われている=絶対安全」ではない
長い食経験はたしかに大事。でもそれは 「昔から問題が目立ちにくかった」 という材料の1つで、 新しい研究・摂取量の変化があれば、評価がアップデートされることがあります。
日本でも、いわゆる「既存添加物」は“長い使用実績”がある一方で、 安全性の確認を進め、問題があれば禁止などの対応をする方針が明記されています。
- 安心材料として見るのはOK。ただし「量・用途・頻度」とセットで考える
- 「昔からある」より、最新の評価・基準がどうなっているかを見る
- 自分がよく食べる食品で、偏りが出ていないかを先にチェック
国や専門家がどう評価しているか
添加物は、まず専門的に安全性評価(リスク評価)をして、その結果をもとに使い方の基準(リスク管理)を決めます。
| 誰が | 何をする(超やさしく) | 出てくるもの | 読者が見るべきポイント |
|---|---|---|---|
| 食品安全委員会(日本) | 科学的データから「健康への影響がない量」を評価 | ADIなどの評価 | 「量の目安」がどう置かれているか |
| 厚生労働省(日本) | 評価結果を受けて、食品ごとの使用基準・上限などを整える | 使用基準、運用 | 「どの食品に、どう使えるか」 |
| 消費者庁(日本) | 実際の食品を調べ、摂取量がADI内かを確認(調査など) | 摂取量調査(マーケットバスケット等) | 「現実の食生活でどうか」 |
| WHO/FAO(国際)・JECFA | 国際的な専門家会議で添加物を評価し、ADIなどの基礎を出す | 国際評価・仕様書・報告書 | 「世界での評価の土台」 |
日本では、食品安全委員会が科学的データにもとづく評価(ADI設定など)を行い、厚生労働省が使用基準などを設定する流れが説明されています。また、実際の摂取量を調べてADIの範囲内かを確認する取り組みも示されています。 国際的にはWHOもADIの考え方を説明しており、JECFAは評価対象の仕様書・情報を提供しています。
ポジティブリストと添加物を正しく理解するためのまとめ
ここまで読んで、「添加物って白か黒かじゃないんだな」と感じたなら、それが一番の収穫です。
最後に、不安になりすぎないための考え方と、この記事で扱った範囲・扱っていない範囲を整理して終わりにします。
添加物は「名前」ではなく、量・頻度・使い方で考えると、必要以上に怖がらなくてすみます。
ポジティブリストは「安心のお墨付き」ではなく、安全を守るためのルールです。
不安になりすぎないために知っておきたい考え方
添加物を完全に避けようとすると、食事は一気に窮屈になります。 現実的には偏りを減らすほうが、体にも気持ちにもやさしいです。
安全性は、1回ではなく長い目で見た食べ方で考えます。 たまに食べた1回で白黒をつける必要はありません。
不安を感じたら、量を減らす・頻度を下げるだけで十分なことが多いです。 いきなり全排除する必要はありません。
- 同じ加工食品を毎日続けていないか
- 量が多かった日は翌日を軽めにできているか
- 子ども・高齢者・体調が悪い日は頻度を下げる意識があるか
- 不安な情報は公的な情報の更新日を確認しているか
制度全体の仕組みと、この記事で扱った内容の違い
| 見るポイント | この記事 | 制度全体を整理した解説 |
|---|---|---|
| 中心テーマ | 食品に入る添加物の考え方 | ポジティブリスト制度の全体像 |
| 視点 | 日常生活・消費者目線 | 法律・仕組み・運用の視点 |
| 知りたいとき | 「自分はどう考えればいい?」 | 「どういうルールで決まっている?」 |
添加物そのものの考え方を整理したいときは、この記事を。 制度や法律の仕組みから理解したいときは、制度全体をまとめた解説を見ると、理解がつながります。
添加物は「敵」でも「完全な味方」でもありません。 ポジティブリストの考え方を知っていれば、情報に振り回されず、落ち着いて選べるようになります。
この記事では添加物の考え方にしぼって整理しました。 別記事でポジティブリスト制度の全体像を知ると、理解がさらに安定します▼▼▼


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