「ロマンス詐欺なんて、自分には関係ない」
と思っていませんか?
しかし近年は、SNSやマッチングアプリをきっかけに恋愛感情を利用され、多額のお金をだまし取られる被害が全国で相次いでいます。
相手が優しく親切に接してくるため、被害者自身も最後まで詐欺だと気付けないケースは珍しくありません。
だからこそ大切なのが、ロマンス詐欺の見分け方を知っておくことです。
この記事では、ロマンス詐欺とはどのような手口なのか、国際ロマンス詐欺との違い、危険サイン、マッチングアプリで怪しい人の特徴、被害に遭わないための対策や万が一被害に遭った場合の対応まで、初心者にもわかりやすく整理して解説します。
安全に出会いを楽しむためにも、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- 急な愛情表現は要注意
- 会えない理由を確認する
- お金や投資の話は断る
- 怪しい相手は一人で悩まない
- 被害時はすぐ相談する
- ロマンス詐欺とは?見分け方を理解するための基本ガイド
- ロマンス詐欺の見分け方と騙されないための対策
ロマンス詐欺とは?見分け方を理解するための基本ガイド
SNSやマッチングアプリの普及によって、恋愛感情を悪用する「ロマンス詐欺」の被害は年々増えています。しかし、手口には共通する特徴があり、基本を知っておくだけでも騙されるリスクを大きく減らせます。
この章では、ロマンス詐欺とはどのような詐欺なのか、よくある手口や結婚詐欺との違い、国際ロマンス詐欺の特徴まで、見分け方を理解するための基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説します。
ロマンス詐欺とはどんな詐欺?
ロマンス詐欺とは、恋愛感情や親近感を利用して、相手からお金などをだまし取る詐欺です。
警察庁はSNS型ロマンス詐欺について、SNSなどの直接会わない連絡手段を使い、被害者と複数回やり取りすることで恋愛感情や親近感を持たせ、金銭などをだまし取る手口と説明しています。つまり、単に知らない人から送金を頼まれるのではなく、先に信頼関係を作られるところが大きな特徴です。
「あなたを愛している」「将来は一緒に暮らしたい」などの言葉で心をつかみ、信用させてから、投資・治療費・渡航費・荷物の受取費用などの名目でお金を求める詐欺です。
国民生活センターには、マッチングアプリなどで知り合った相手から実態の分からない海外投資サイトを紹介され、入金した後にお金を引き出せなくなったという相談が寄せられています。国際ロマンス詐欺では、海外から送る荷物の通関料や受取費用などを求める手口も確認されています。
ロマンス詐欺を行う相手は、乱暴な態度ではなく、むしろ親切で話をよく聞いてくれる人物として近づくことがあります。毎日の連絡や愛情表現そのものではなく、本人確認を避ける、お金の話をする、知らない投資先へ誘導するといった行動を組み合わせて判断することが重要です。
また、プロフィールに書かれた国籍、職業、年収、家族構成、写真が本物とは限りません。外国人、軍人、医師、経営者などを名乗る例はありますが、特定の国籍や職業だけでロマンス詐欺と決めつけることはできません。大切なのは、肩書ではなく、実際の行動から見分けることです。
なお、警察庁の2025年確定値では、SNS型ロマンス詐欺の認知件数は5,645件、被害額は約546.4億円でした。認知件数、被害額ともに前年より増えており、身近なSNS上で起こり得る問題として注意が必要です。
- 恋愛感情や親近感を利用する詐欺
- 何度も連絡して信用を作る
- 最後は送金や投資を求める
- 一度払うと追加請求されやすい
- 国籍より相手の行動で見分ける
ロマンス詐欺はなぜなくならないの?
ロマンス詐欺の見分け方を知るうえで、多くの人が疑問に思うのが「なぜ何度もニュースになるのに被害がなくならないの?」という点です。
実は、ロマンス詐欺は相手の「お金をだまし取る技術」ではなく、「人の心を信用させる技術」を利用する犯罪です。そのため、年齢や性別、職業に関係なく被害に遭う可能性があります。
ここでは、ロマンス詐欺がなくならない理由を一つずつ整理しながら、見分け方にもつながるポイントをわかりやすく解説します。
相手を好きになると、「この人だけは信用できる」と思いやすくなります。家族や友人が不審に思っても、「心配しすぎだよ」と感じてしまい、自分では詐欺だと気付きにくくなります。
以前は出会い系サイトが中心でしたが、現在はInstagram・Facebook・X・Threads・LINE・マッチングアプリなど、日常的に利用するサービスから自然に近づいてくるケースが増えています。
プロフィール写真や職業、居住地などは自由に設定できます。近年では生成AIによる画像や動画を悪用するケースも指摘されており、写真だけでは本人かどうか判断するのは難しくなっています。
何週間、何か月も連絡を続け、「将来は結婚したい」「日本へ会いに行きたい」などと信頼関係を築いてから送金を求めるため、多くの人が違和感を持ちにくくなります。
国際ロマンス詐欺では海外からSNSを利用して接触する例もあり、捜査や犯人の特定が難しい場合があります。そのため、同じような手口が繰り返されやすいと考えられます。
「ニュースでよく見るから、もう騙される人はいないのでは?」と思うかもしれません。しかし、実際には被害は続いています。
警察庁は、SNS型ロマンス詐欺の認知件数が増加傾向にあるとして継続的に注意を呼び掛けています。2025年には月ごとの統計でも認知件数の増加が確認されており、被害は依然として深刻な状況です。
ロマンス詐欺の被害者には若い人も高齢者もいます。会社員や公務員、自営業など職業もさまざまで、「騙されやすい人だけ」が被害に遭うわけではありません。だからこそ、相手の人柄ではなく行動を見ることが、ロマンス詐欺の見分け方として最も重要です。
- 恋愛感情が冷静な判断を鈍らせる
- SNSで誰でも簡単に接触できる
- プロフィールは簡単に偽装できる
- 犯人は時間をかけて信用を築く
- 見分け方は「肩書」ではなく「行動」を見ること
ロマンス詐欺の具体例をわかりやすく紹介
ロマンス詐欺と聞くと、「自分には関係ない」と思う人も少なくありません。しかし実際には、日常的に使っているSNSやマッチングアプリがきっかけになるケースがほとんどです。
警察庁が公開している事例を見ると、相手は恋愛感情を利用して信頼関係を築き、その後に投資や送金を勧めるという共通した流れが見られます。ここでは代表的な3つのケースを紹介します。
SNSで知り合って恋愛感情を利用するケース
InstagramやFacebook、Xなどで突然メッセージが届き、「あなたと話してみたかった」「価値観が合いそうですね」と自然に会話が始まるケースがあります。
最初は趣味や仕事の話を続け、毎日のように連絡を取り合うことで距離を縮めます。その後、「あなたは特別な存在」「将来は一緒に暮らしたい」と恋愛感情を抱かせ、信頼関係ができた頃にお金の相談を持ち掛けるのが典型的な流れです。
- 急な入院や手術が必要になった
- 仕事の契約金を立て替えてほしい
- 日本へ会いに行く旅費が足りない
- 荷物を送るための手数料が必要
恋愛の話から突然お金の話へ変わる場合は、ロマンス詐欺の見分け方として重要な危険サインです。
マッチングアプリから投資話へ誘導するケース
現在もっとも多い手口の一つが、マッチングアプリから投資話へ誘導するケースです。
アプリ内で数日〜数週間やり取りした後、「もっと話しやすいからLINEへ移ろう」と別のアプリへ誘導されます。その後、「二人の将来のため」「私もやっているから安心」などと言って、暗号資産やFX、ネットショップ運営などへの投資を勧められます。
| 最初の印象 | その後の展開 |
|---|---|
| 親切で話しやすい | 投資サイトを紹介する |
| 副業で成功している | 「必ず利益が出る」と勧める |
| 利益画面を見せる | 出金時に手数料を要求する |
実際の被害では、一度だけでは終わらず、「税金」「保証金」「本人確認費用」など様々な理由を付けて何度も送金を求められるケースが少なくありません。
海外勤務や軍人を名乗るケース
国際ロマンス詐欺では、「海外勤務の医師」「石油会社の技術者」「軍人」「国連職員」などを名乗るケースが昔から確認されています。
これらの職業は「すぐ会えない理由」を説明しやすいため利用されることがあります。「海外任務中だから会えない」「軍の規則でビデオ通話ができない」「帰国するために費用が必要」など、もっともらしい理由で送金を求められることがあります。
- 海外任務が終わったら日本で結婚したい
- 高額な荷物を送ったので受取費用を払ってほしい
- 契約金が一時的に不足している
- 退役手続きの費用が必要
- 帰国するための航空券代を貸してほしい
海外勤務や軍人という職業そのものが危険という意味ではありません。実際にそのような仕事をしている人も多くいます。大切なのは職業ではなく、「本人確認を避ける」「会えない状態が長く続く」「お金を要求する」といった行動です。肩書だけで判断せず、相手の行動を冷静に確認することがロマンス詐欺の見分け方につながります。
- SNSから恋愛関係を築く手口が多い
- マッチングアプリでは投資話への誘導に注意
- 利益画面や成功体験は簡単に偽装できる
- 海外勤務や軍人を名乗る事例も確認されている
- 肩書ではなく「お金を要求する行動」を見ることが重要
ロマンス詐欺は長期間かけて信頼関係を築いて送金を求めることが多い一方、美人局は実際に会ったあと脅迫や恐喝へ発展するケースが中心です。似ているようで手口には大きな違いがあります。
ロマンス詐欺と結婚詐欺の違いは何ですか?
「ロマンス詐欺」と「結婚詐欺」はどちらも恋愛感情を利用する犯罪ですが、手口や目的には違いがあります。
最近ニュースで多く取り上げられているロマンス詐欺は、SNSやマッチングアプリを利用し、実際にはほとんど会わないまま投資や送金を求めるケースが目立ちます。一方、結婚詐欺は実際に会って交際を続け、「結婚するつもりだった」と信じ込ませながらお金をだまし取ることが多いのが特徴です。警察庁でもSNS型ロマンス詐欺は、直接会わないまま恋愛感情や親近感を利用して金銭をだまし取る手口として注意を呼び掛けています。
| 比較項目 | ロマンス詐欺 | 結婚詐欺 |
|---|---|---|
| 出会い方 | SNS・マッチングアプリ・DMなど | 婚活・知人紹介・職場・日常生活など |
| 実際に会うか | 会わないケースが多い | 実際に何度も会うことが多い |
| 主な目的 | 送金・投資・暗号資産など | 結婚を装って金銭を借りる・受け取る |
| よく使われる理由 | 投資・帰国費用・荷物・税金など | 結婚資金・事業資金・借金返済など |
| 最近多い手口 | SNS型ロマンス詐欺 | 従来型の結婚詐欺 |
ロマンス詐欺は「会わない恋愛」が特徴
ロマンス詐欺では、実際に会わないまま恋愛関係が進むことが珍しくありません。
「海外勤務だから帰国できない」「軍の規則で自由に会えない」「今は出張中」などもっともらしい理由を伝え、メッセージだけで親密な関係を築こうとします。そして十分に信用させた後、「二人の将来のため」「一緒に暮らす準備のため」などと言って送金や投資を勧めます。これは前の見出しで紹介した具体例とも共通する典型的な流れです。
- 実際に会ったことがない
- 毎日のようにメッセージが届く
- 短期間で結婚や将来の話をする
- 途中から投資や送金の話になる
結婚詐欺は「会って信用させる」のが特徴
結婚詐欺は、実際に交際しながら結婚を約束し、お金をだまし取る手口です。
何度もデートを重ねたり、家族に紹介するような話をしたりして、「本当に結婚するつもりなんだ」と信じ込ませます。その後、「会社の資金繰りが苦しい」「結婚資金を一時的に貸してほしい」などと言ってお金を受け取り、最終的に連絡が取れなくなるケースがあります。
つまり、ロマンス詐欺はオンライン中心、結婚詐欺は現実の交際を利用することが多いという点が大きな違いです。
最近では、最初はマッチングアプリで知り合い、一度だけ会った後に投資話へ誘導するなど、ロマンス詐欺と結婚詐欺の特徴が混ざったようなケースも見られます。
そのため、「一度会ったから安全」「何度も会っているから詐欺ではない」と判断するのは危険です。重要なのは恋愛関係になった後、お金の話が出てくるかどうかです。
ロマンス詐欺も結婚詐欺も、「恋愛感情を利用してお金をだまし取る」という点は共通しています。違いばかりに注目するのではなく、恋愛関係になった後に送金・投資・借金の相談が始まったら、一度立ち止まることが被害を防ぐ第一歩です。
- ロマンス詐欺はSNSやネットで始まることが多い
- 結婚詐欺は実際の交際を利用することが多い
- どちらも恋愛感情を悪用する犯罪
- 最近は両方の特徴を組み合わせた手口もある
- お金の話が出たら冷静に判断することが大切
国際ロマンス詐欺とは?普通のロマンス詐欺との違い
ロマンス詐欺について調べていると、「国際ロマンス詐欺」という言葉を目にすることがあります。名前は似ていますが、「海外とのやり取りがあるかどうか」という点に大きな違いがあります。
ただし、基本的な目的はどちらも同じです。恋愛感情や結婚への期待を利用し、最終的にお金をだまし取ることに変わりはありません。ここでは、普通のロマンス詐欺との違いや、国際ロマンス詐欺ならではの特徴をわかりやすく整理します。
国際ロマンス詐欺とは、海外在住の人物や外国人を名乗り、SNSやマッチングアプリなどを通じて恋愛感情を抱かせ、お金をだまし取る詐欺です。
国民生活センターでは、「SNSやマッチングアプリなどで知り合った外国人を名乗る人物と親しくなり、送金を求められる手口」と紹介しており、相手が実在しないケースも少なくないと注意を呼び掛けています。
普通のロマンス詐欺との違い
普通のロマンス詐欺も国際ロマンス詐欺も、「恋愛感情を利用する」という点は共通しています。しかし、国際ロマンス詐欺では海外という距離や国際的な事情を利用するケースが多いのが特徴です。
| 比較項目 | ロマンス詐欺 | 国際ロマンス詐欺 |
|---|---|---|
| 相手 | 国内外を問わない | 海外在住・外国人を名乗ることが多い |
| 会えない理由 | 仕事・出張など | 海外勤務・軍務・海外任務など |
| 送金理由 | 投資・借金・治療費など | 渡航費・ビザ・税関・荷物・海外送金など |
| やり取り | SNS・LINEなど | SNS・メール・海外アプリなど |
国際ロマンス詐欺でよく使われる設定
国際ロマンス詐欺では、「海外だから仕方ない」と思わせるために、さまざまな設定が使われます。実際の外務省も、海外勤務や軍人を名乗り、日本への渡航費やビザ取得費用を求める手口を紹介しています。
- 海外駐在中の会社員
- 国連職員や医師
- 海外で活動する軍人
- 海外の石油・建設会社勤務
- 外国人経営者・投資家
これらは実際に存在する職業だから危険という意味ではありません。「海外だから会えない」という理由を自然に説明しやすいため、犯人に悪用されることがあるのです。
国際ロマンス詐欺ならではのお金の要求
普通のロマンス詐欺では投資話が多く見られますが、国際ロマンス詐欺では「海外」という設定を利用した送金理由が多くなります。
日本へ会いに行く航空券代や交通費が足りないと言われる。
査証(ビザ)の取得費用や税関手数料が必要だと説明される。
高価なプレゼントを送ったので、受け取るための料金を払ってほしいと言われる。
送金には保証金や税金が必要など、次々と新しい名目でお金を求められる。
外務省では、偽造した航空券やパスポート、ビザの画像を送って信用させるケースもあるとして注意を呼び掛けています。
「外国人だから危険」「○○人だから詐欺師」ということではありません。実際に海外で生活している人や外国籍の人との正常な交際も数多くあります。国際ロマンス詐欺の見分け方で重要なのは国籍ではなく、「会えない理由が続く」「本人確認を避ける」「お金を要求する」といった行動です。
- 国際ロマンス詐欺は海外を装う恋愛詐欺
- 海外勤務や軍人などの設定が多い
- ビザ・渡航費・荷物代を理由に送金を求めることがある
- 偽の書類や画像で信用させるケースもある
- 見分けるポイントは国籍ではなく相手の行動
ロマンス詐欺・ハニートラップ・美人局は、どれも恋愛感情を利用することがありますが、目的や手口は大きく異なります。違いを知っておくことで、それぞれの危険サインを見抜きやすくなります。
国際ロマンス詐欺の見分け方を教えてください
ここまで紹介したように、国際ロマンス詐欺は海外勤務や軍人などを名乗り、恋愛感情を利用してお金をだまし取る手口です。しかし、「外国人だから危険」という見分け方は間違いです。
本当に見るべきなのは相手の行動です。外務省も「直接会わないまま恋愛感情を抱かせ、送金を求める手口が多発している」と注意を呼び掛けています。最近では「タイ・ミャンマー国境付近の特殊詐欺拠点から抜け出す費用が必要」という新たな手口も確認されています。
ここでは、初心者でもチェックしやすい国際ロマンス詐欺の見分け方を紹介します。
「運命の人」「愛している」「結婚したい」など、知り合って間もないのに将来の話を繰り返す場合は注意しましょう。
「通信環境が悪い」「軍の規則」「機密保持」など様々な理由で顔を見せようとしない場合は警戒が必要です。
出張・任務・紛争地域・海外勤務など、会えない理由が何か月も続く場合は一度立ち止まって考えましょう。
航空券・荷物・税関・ビザ・治療費・生活費など理由はさまざまですが、お金を要求された時点で強く疑うべきです。
「二人だけの秘密」「誰にも言わないで」と言われる場合は、冷静な判断をさせないための可能性があります。
特に危険なサインは「本人確認を嫌がること」
国際ロマンス詐欺では、プロフィール写真は本物でも、中身は別人というケースがあります。そのため、一番確認したいのは本人確認ができるかどうかです。
- ビデオ通話をお願いする
- 最近撮影した写真を送ってもらう
- 勤務先や経歴を詳しく聞く
- 話の内容に矛盾がないか確認する
- 画像検索でプロフィール写真を調べる
もちろん、本人確認ができたから100%安全とは言えません。しかし、何度お願いしても理由を付けて避け続ける場合は注意した方がよいでしょう。
送金前に一度だけ確認してほしい5つの質問
もし少しでも「怪しいかも」と思ったら、送金する前に次の5つを自分へ問いかけてみてください。
| 質問 | YESなら要注意 |
|---|---|
| 実際に会ったことがある? | 一度も会っていない |
| 本人確認できている? | ビデオ通話を避ける |
| 送金を頼まれていない? | 何らかの名目でお金を要求された |
| 家族へ相談できる? | 秘密にするよう言われた |
| 話が急展開していない? | 短期間で結婚や将来の話になった |
一つでも当てはまったら送金しない
国際ロマンス詐欺は、「これ一つ当てはまれば詐欺」と断定できるものではありません。しかし、複数の危険サインが重なる場合は、送金をやめることが最も重要です。
外務省も、「直接会ったことのない相手から金銭を要求された場合は、一人で判断せず家族や警察などへ相談するように」と呼び掛けています。
- 「今すぐ送金してほしい」
- 「君しか頼れる人がいない」
- 「誰にも相談しないで」
- 「あと少し払えば日本へ行ける」
- 「手数料だけ払えば大丈夫」
このように焦らせたり、秘密を求めたりする言葉は、冷静な判断を奪うためによく使われる手口です。
- 見分け方は国籍ではなく行動を見ること
- ビデオ通話を避ける相手には注意する
- 会えない理由が長く続く場合は警戒する
- 送金を求められたら一度立ち止まる
- 少しでも不安なら家族や警察へ相談する
ロマンス詐欺の見分け方と騙されないための対策
ロマンス詐欺は巧妙ですが、実際には「恋愛感情を急いで深める」「お金の話を持ち出す」など、共通する危険サインがあります。これらを知っておけば、不自然なやり取りに早く気付けるようになります。
この章では、ロマンス詐欺の見分け方を具体例とともに紹介し、マッチングアプリで注意すべき人物の特徴や、万が一被害に遭った場合の対処法まで詳しく整理していきます。
ロマンス詐欺の見分け方① すぐに恋愛感情を伝えてくる
ロマンス詐欺の見分け方として、まず覚えておきたいのが「知り合って間もないのに強い恋愛感情を伝えてくる」ことです。
普通の恋愛では、お互いを少しずつ知りながら信頼関係を築いていきます。しかしロマンス詐欺では、できるだけ早く相手の心をつかむ必要があるため、出会って数日〜数週間ほどで「愛している」「運命の人だ」「結婚したい」といった言葉を繰り返すケースが少なくありません。
警察庁が紹介しているSNS型ロマンス詐欺の典型例でも、恋愛感情を抱かせるメッセージを送った後に、投資や送金の話へ進む流れが示されています。
なぜ急いで恋愛感情を伝えるの?
犯人の目的は恋愛ではなく、お金をだまし取ることです。そのため、時間をかけて自然に恋愛関係を築くよりも、できるだけ早く「この人なら信じられる」という状態を作ろうとします。
恋愛感情が強くなると、人は相手を疑いにくくなります。その心理を利用して、「あなたのため」「二人の将来のため」と言いながら送金や投資を勧めるのが典型的な流れです。
「優しい人」と「詐欺師」は見分けがつきにくい
ロマンス詐欺の犯人は、乱暴な態度ではありません。むしろ、相談に乗ってくれたり、毎日励ましてくれたりするなど、とても親切に接してきます。
そのため、「こんなに優しい人が騙すはずがない」と思ってしまう人も少なくありません。しかし、本当に見るべきなのは優しさではなくその後の行動です。
| 見るべきポイント | 注意したい理由 |
|---|---|
| 恋愛の進展が早すぎる | 信用を急いで得ようとしている可能性 |
| 会う約束を避ける | 本人ではない可能性がある |
| 将来の話ばかりする | 期待を大きくして判断力を鈍らせるため |
| 途中でお金の話になる | ロマンス詐欺で最も重要な危険サイン |
恋愛では、短期間でお互いに惹かれ合うこともあります。そのため、「すぐ好きと言われた=詐欺」と決めつけることはできません。本当に注意すべきなのは、愛情表現に続いて送金・投資・借金などのお金の話が出てくることです。複数の危険サインが重なった場合は、一人で判断せず家族や警察へ相談しましょう。
- 短期間で強い愛情表現を繰り返す相手は注意
- 結婚や将来の話で信用を得ようとする
- 優しさではなく行動を見極めることが大切
- お金の話が出たらロマンス詐欺を疑う
- 複数の危険サインが重なれば相談する
ロマンス詐欺の見分け方② 会いたがらず理由をつけて断る
ロマンス詐欺の見分け方で、もっとも重要なポイントの一つが「いつまで経っても会えない」ことです。
もちろん、仕事や住んでいる場所の都合ですぐに会えないことは珍しくありません。しかし、ロマンス詐欺では「会えない理由」が何度も変わったり、何か月も続いたりするという特徴があります。
警察庁も、SNS型ロマンス詐欺では「実際に直接会ったことがない人からお金の話をされたら要注意」と呼び掛けています。SNS上の写真やAI技術などを利用すれば、本人になりすますことも容易なため、メッセージや電話だけでは安心できません。
帰国日を何度聞いても曖昧な返事しかしない。
規則を理由に会うこともビデオ通話も断る。
会う約束が近づくたびに体調不良や事故を理由に延期する。
毎回仕事を理由に予定が変更される。
あと少しで会えると言いながら、新しい理由が次々に出てくる。
一度ではなく「何度も延期される」ことが問題
急な仕事や体調不良で約束が延期になること自体は、誰にでも起こり得ます。
しかしロマンス詐欺では、「来月なら会える」「次こそ帰国する」と期待を持たせながら、約束の日が近づくたびに新しい理由を作って延期するケースがよく見られます。
ビデオ通話を避け続ける相手にも注意
最近では、電話だけではなくビデオ通話も簡単にできる時代です。そのため、何か月もやり取りしているのに一度も顔を見せない場合は慎重に考える必要があります。
警察庁は、写真や翻訳アプリ、AIなどを利用すれば本人になりすますことも可能だと注意を呼び掛けています。たとえ電話やビデオ通話をしても、それだけで本人と断定できるわけではありませんが、ビデオ通話すら頑なに拒否する場合は危険度が高いと言えるでしょう。
| 相手の行動 | チェックポイント |
|---|---|
| 何度誘っても会えない | 理由が毎回変わっていないか |
| ビデオ通話を断る | 通信や仕事を言い訳にしていないか |
| 帰国予定を話す | 具体的な日程を示さない |
| 会う直前に延期 | その後にお金の話が出てこないか |
仕事や距離の問題で会えないことはありますが、本当に会いたい相手であれば、具体的な予定を立てたり、ビデオ通話を提案したりと、少しでも距離を縮めようとするのが一般的です。反対に、いつも曖昧な理由だけで終わり、代わりの提案もない場合は注意が必要です。
「まだ一度も会っていない」「本人確認も十分にできていない」という状況で、旅費や投資、荷物の受け取り費用などを求められた場合は、ロマンス詐欺を強く疑うべきです。警察庁も「実際に会ったことがない人からお金の話をされたら要注意」と注意喚起しています。
- 会えない理由が何度も続く相手は注意
- 約束の延期が繰り返されるのは危険サイン
- ビデオ通話を避け続ける場合は慎重に判断する
- 代替案を出さない相手には警戒する
- 会ったことがない相手からのお金の要求は要注意
ロマンス詐欺の見分け方③ お金や投資の話が出てくる
ロマンス詐欺の見分け方の中でも、最も危険なサインが「お金や投資の話が出てくること」です。
ここまで紹介した「急に恋愛感情を伝えてくる」「会おうとしない」という行動は、実は最終的にお金をだまし取るための準備であることが少なくありません。そして、十分に信頼関係ができたタイミングで、お金や投資の話を切り出してきます。
警察庁も、SNS型ロマンス詐欺では「二人の将来のために投資を」「会いたいから旅費を送って」などと言って金銭を要求する手口が典型例であると注意を呼び掛けています。
「私も利益が出ている」「二人の将来のために資産を増やそう」と投資サイトへ誘導する。
「来月返すから」「給料が入れば返せる」と一時的なお金を求める。
航空券やホテル代などを理由に送金をお願いされる。
通関料や保険料などの名目で支払いを求められる。
暗号資産やFXなどを勧め、指定されたサイトへ入金させようとする。
特に多いのは「投資すれば二人とも幸せになれる」という話
近年急増しているロマンス詐欺では、単純に「お金を貸して」と頼むのではなく、投資という形でお金を出させる手口が非常に多くなっています。
例えば、「叔父が投資会社を経営している」「特別な投資グループに入れる」「暗号資産なら短期間で利益が出る」などと言われ、専用サイトやアプリを紹介されるケースがあります。
警察庁によると、最初は利益が出たように見せかけて安心させ、その後さらに高額な投資を勧め、出金しようとすると「税金」「保証金」「手数料」など様々な名目で追加送金を要求されるケースが多く確認されています。
「必ずもうかる」「あなただけ」は信じない
本物の投資には、「絶対に利益が出る」「必ず成功する」という保証はありません。
そのため、「100%利益が出る」「この話はあなただけ」「今だけ参加できる」といった言葉が出てきたら、詐欺を疑うべきです。
| 相手の言葉 | 冷静に考えるポイント |
|---|---|
| 「絶対にもうかる」 | 投資に絶対はありません |
| 「私も稼いでいる」 | 利益画面は簡単に偽装できます |
| 「二人の将来のため」 | 恋愛感情を利用している可能性があります |
| 「今だけの特別な話」 | 焦らせる手口の可能性があります |
お金を要求された時点で一度立ち止まる
本当にあなたを大切に思っている相手であれば、知り合って間もない段階で送金や投資を求めることは通常ありません。
特に、まだ一度も会ったことがない相手からお金を求められた場合は、理由がどれほどもっともらしくても、その場で送金せず、家族や信頼できる人へ相談してください。
- 「投資で一緒に資産を増やそう」
- 「あなたのためだから安心して」
- 「利益は必ず出る」
- 「出金には手数料が必要」
- 「今日中に振り込めば間に合う」
このような言葉は、警察庁が注意喚起しているSNS型ロマンス詐欺・SNS型投資詐欺でも典型的な手口です。少しでも不安を感じたら、送金する前に警察へ相談しましょう。
- 恋愛の後にお金の話が出たら要注意
- 投資話への誘導は代表的な手口
- 利益画面や成功体験は信用しない
- 「絶対もうかる」は詐欺を疑う
- 送金する前に必ず第三者へ相談する
マッチングアプリで怪しい人の特徴は?
マッチングアプリを利用している人すべてが危険というわけではありません。実際には、多くの人が真剣な出会いを目的に利用しています。
しかし近年は、マッチングアプリを悪用したロマンス詐欺やSNS型投資詐欺が増えています。警察庁によると、SNS型ロマンス詐欺ではマッチングアプリからLINEなどへ誘導され、その後に投資や送金の話になる手口が典型例として紹介されています。
ここでは、「この人は少し怪しいかもしれない」と気付くために覚えておきたい特徴を紹介します。1つだけでは判断できませんが、複数当てはまる場合は慎重に対応しましょう。
プロフィールが完璧すぎる
ロマンス詐欺では、「理想の相手」を演じるためにプロフィールを細かく作り込んでいることがあります。
例えば、高収入・高学歴・容姿端麗・性格も優しく趣味も多いなど、「欠点がほとんど見当たらない」プロフィールには注意が必要です。もちろん、魅力的なプロフィールだから詐欺というわけではありませんが、完璧すぎる人物像は警戒する価値があります。
- 高収入・高学歴・イケメン(美人)がそろっている
- 海外勤務や会社経営など華やかな肩書ばかり
- 写真がモデルのように美しすぎる
- 自己紹介が短いのに魅力的な内容ばかり
- 生活感のある写真がほとんどない
最近では生成AIや画像加工技術の発達により、本物そっくりの写真を作ることも難しくありません。プロフィール写真だけで相手を信用しないことが大切です。
やり取りをすぐLINEなどへ移したがる
マッチングアプリで知り合って間もないのに、「LINEの方が話しやすいから」「通知に気付きやすいから」と外部アプリへ移動したがる人にも注意が必要です。
もちろん、仲良くなってからLINEを交換すること自体は珍しいことではありません。しかし、知り合ってすぐにアプリ外へ誘導し、その後に恋愛感情を深めて投資へ誘導する手口は警察庁も典型例として紹介しています。
警察庁は「マッチングアプリ上で知り合った後、早い段階でLINEに誘導された場合は詐欺等を疑ってください」と具体的に注意喚起しています。
写真や身元を確認させたがらない
ロマンス詐欺では、プロフィール写真は他人の画像を使っている場合があります。そのため、本人確認につながることを避けようとするケースが少なくありません。
例えば、最近撮影した写真をお願いしても断られたり、ビデオ通話を何度提案しても「仕事中」「通信環境が悪い」「会社の規則」などを理由に避け続けたりする場合は注意しましょう。
| 確認したいこと | 怪しい反応 |
|---|---|
| ビデオ通話 | 毎回違う理由で断る |
| 最近撮った写真 | 送ってくれない |
| 勤務先の話 | 質問すると話題を変える |
| 会う約束 | 何度も延期される |
警察庁も、翻訳アプリや生成AIなどを利用すれば他人になりすますことが可能であり、チャットや電話だけでは本人とは限らないと注意を呼び掛けています。
プロフィールが魅力的だったり、LINEへ移動したりすること自体は珍しいことではありません。重要なのは、「プロフィールが完璧」「本人確認を避ける」「恋愛の進展が早い」「最後はお金の話になる」といった特徴がいくつも重なるかどうかです。
アプリ内には通報や監視機能がありますが、LINEなどへ移動すると運営側の目が届きません。そこで毎日連絡を取り、恋愛感情を深めた後に投資や送金を持ち掛けるのが典型的なロマンス詐欺の流れです。少しでも違和感を覚えたら、相手とのやり取りを続ける前に家族や友人へ相談することをおすすめします。
- プロフィールが完璧すぎても慎重に判断する
- 知り合ってすぐLINEへ誘導する相手は注意
- 本人確認を避け続ける行動は危険サイン
- 写真や肩書より相手の行動を見る
- 複数の特徴が重なればロマンス詐欺を疑う
ロマンス詐欺に遭わないためにできることは?
ここまで紹介してきたように、ロマンス詐欺にはさまざまな手口があります。しかし、いくつかのポイントを意識するだけで、被害に遭う可能性を大きく減らすことができます。
警察庁も、「実際に会ったことがない相手からお金の話が出たら要注意」と呼び掛けており、不安を感じたら送金する前に相談するよう案内しています。
ここでは、今日から実践できるロマンス詐欺対策をわかりやすく紹介します。
「会ったことがない相手」には送金しない
もっとも効果的な対策は、実際に会ったことがない相手へお金を送らないことです。
警察庁では、「会ったことがない人から投資や送金の話が出たら要注意」と繰り返し注意喚起しています。どれだけ毎日連絡を取り合っていても、相手が本人とは限りません。SNS上の写真や生成AI、翻訳アプリなどを利用して、他人になりすますことも可能だからです。
- まだ一度も直接会っていない
- ビデオ通話も十分にできていない
- 本人確認ができていない
- 投資や副業を勧められた
- 旅費や荷物代などをお願いされた
一人で判断せず第三者へ相談する
ロマンス詐欺では、犯人は「誰にも言わないで」「二人だけの秘密だよ」と言って、家族や友人へ相談させないようにすることがあります。
しかし、第三者が話を聞くと、不自然な点にすぐ気付くケースは少なくありません。恋愛感情が強くなると冷静な判断が難しくなるため、自分だけで決めないことが大切です。
| 相談相手 | 期待できること |
|---|---|
| 家族 | 客観的な意見をもらえる |
| 友人 | 不自然な点を指摘してもらえる |
| 警察相談窓口 | 詐欺かどうか相談できる |
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「急がせる相手」は疑うクセをつける
ロマンス詐欺では、「今日中に振り込んで」「今しか間に合わない」など、焦らせる言葉がよく使われます。
急いで判断させることで、家族へ相談したり、詐欺について調べたりする時間を与えないようにしているのです。
- 「今日だけのチャンス」
- 「今すぐ送金してほしい」
- 「あと少しで会える」
- 「時間がない」
- 「君しか助けてくれない」
このような言葉が出たら、すぐに送金せず、一度スマートフォンを閉じて冷静になる時間を作りましょう。
少しでも違和感があれば相談窓口を利用する
「詐欺かどうか分からない」「まだ被害には遭っていないけれど不安」という段階でも相談はできます。
警察庁やデジタル庁では、ロマンス詐欺が疑われる場合は警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」の利用を案内しています。被害が大きくなる前に相談することが重要です。
ロマンス詐欺の被害者には、会社員や経営者、公務員、高齢者、若い世代などさまざまな人がいます。詐欺師は人を見るのではなく、人の心理を利用しています。「自分だけは騙されない」と思い込まず、お金の話が出たら必ず一度立ち止まることが最大の対策です。
- 会ったことがない相手へ送金しない
- お金や投資の話が出たら一度止まる
- 一人で判断せず家族や友人へ相談する
- 急がせる言葉には特に注意する
- 迷ったら「#9110」や「188」を利用する
ロマンス詐欺の被害に遭ったらどうすればいい?
「もしかして騙されたかもしれない…」と気付いたときは、とても不安になるものです。しかし、その後の対応が早いほど被害の拡大を防げる可能性があります。
「恥ずかしいから誰にも言えない」「自分の勘違いかもしれない」と一人で抱え込む人も少なくありません。しかし、警察庁や消費者庁では、被害が疑われる段階でも相談するよう呼び掛けています。
ここでは、ロマンス詐欺の被害に遭ったときに、できるだけ早く行いたい対応を順番に紹介します。
送金や連絡をすぐ止める
被害に気付いたら、まずそれ以上お金を送らないことが何より重要です。
ロマンス詐欺では、一度送金すると「税金が必要」「保証金が必要」「あと少しで返金できる」など、新しい理由を作って何度も送金を求められるケースが多くあります。
「ここまで払ったから取り返したい」と思って追加で送金してしまうと、被害がさらに大きくなるおそれがあります。少しでも詐欺を疑ったら、相手への送金も連絡も一旦止めましょう。
- 「最後だから」と追加送金する
- 返金のためと言われて再び振り込む
- 暗号資産を追加購入する
- 相手の説明だけを信じ続ける
証拠を保存して警察や相談窓口へ相談する
相手をブロックする前に、できるだけ証拠を保存しておきましょう。
警察へ相談する際には、やり取りや送金記録が重要な資料になる場合があります。また、相談は被害が確定していなくても可能です。警察庁では警察相談専用電話「#9110」、消費者庁では消費者ホットライン「188」を案内しています。
| 保存したいもの | 例 |
|---|---|
| メッセージ | LINE・SNS・メール・チャット履歴 |
| 送金記録 | 銀行振込・暗号資産・決済履歴 |
| プロフィール | 相手の名前・ID・写真・URL |
| 画面の記録 | 投資サイトやアプリのスクリーンショット |
- 警察相談専用電話:#9110
- 消費者ホットライン:188(いやや!)
- 最寄りの警察署
- 各都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口
クレジットカードや銀行口座の対応を行う
クレジットカード番号や銀行口座の情報を伝えてしまった場合は、できるだけ早く金融機関へ連絡しましょう。
状況によっては、カードの利用停止や再発行、口座の確認などが必要になることがあります。対応方法はカード会社や金融機関によって異なるため、案内に従って手続きを進めてください。
- カード会社へ利用停止を依頼する
- 不審な利用履歴がないか確認する
- 銀行へ事情を説明する
- ネットバンキングのパスワードを変更する
- 関連サービスのパスワードも見直す
暗号資産を送金した場合は、利用した暗号資産交換業者へ早めに相談してください。状況によって対応できる内容は異なりますが、早期相談が重要です。
ロマンス詐欺の被害者は、年齢や職業を問わず全国で発生しています。「自分だけが騙された」と思って相談をためらう必要はありません。早く相談することで、被害拡大を防げる可能性がありますし、同じ手口による新たな被害防止にもつながります。
ロマンス詐欺では、「返金手数料」「保証金」「税金を払えば全額返金される」と説明されることがあります。しかし、さらに送金を求める手口は典型的な二次被害です。追加でお金を払っても返金が保証されるわけではありません。返金を条件に送金を求められたら、応じずに警察や相談窓口へ相談してください。
- 被害に気付いたら送金と連絡を止める
- チャットや送金履歴などの証拠を保存する
- 警察「#9110」や消費者ホットライン「188」へ相談する
- カード会社・銀行へ早めに連絡する
- 返金を理由にした追加送金には応じない
ロマンス詐欺の被害額はどれくらい?
ロマンス詐欺は、「数万円だけ騙される詐欺」ではありません。実際には数百万円から数千万円に及ぶ被害も珍しくなく、中には1億円を超える被害が報道されるケースもあります。
警察庁によると、SNS型ロマンス詐欺は現在も深刻な状況が続いており、被害件数・被害額ともに高い水準で推移しています。令和7年(2025年)の統計でも、全国で多数の被害が認知されています。
ここでは、実際の被害額や、高額被害になりやすい理由をわかりやすく解説します。
警察庁の最新統計では、令和7年(2025年)のSNS型ロマンス詐欺だけでも全国で多数の被害が確認されています。
- 全国で継続的に多数の被害が発生
- 都道府県ごとに数億円規模の被害が報告されている地域もある
- 被害額は数百万円〜数千万円に及ぶ事例も少なくない
警察庁は地域別の認知件数や被害額も公表しており、SNS型ロマンス詐欺が全国的な問題となっていることが分かります。
なぜ被害額が大きくなりやすいの?
ロマンス詐欺は、一度だけお金を騙し取って終わるケースよりも、何度も送金させるケースが多いことが特徴です。
犯人は最初から高額なお金を要求するとは限りません。少額から始めて信用させ、「もう少しで利益が出る」「あと少しで会える」と期待を持たせながら、何度も送金させます。
被害額は人によって大きく異なる
ロマンス詐欺の被害額に「平均○○万円」というイメージを持つ人もいますが、実際には被害額には大きな幅があります。
| 被害の例 | 内容 |
|---|---|
| 数万円程度 | 旅費・荷物代などを一度だけ送金 |
| 数百万円 | 投資や暗号資産へ繰り返し入金 |
| 数千万円以上 | 資産や退職金まで投資したケース |
被害額が高額になる背景には、「途中でやめれば今までのお金が戻らない」と思い込み、追加送金を続けてしまう心理も影響すると考えられています。
金額より「最初の送金」を防ぐことが重要
「たった1万円だから大丈夫」「数万円なら試してみよう」と考えてしまう人もいます。
しかし、ロマンス詐欺では最初の送金がきっかけとなり、その後に何度も送金を求められるケースが多くあります。
- 「少額だから安全」は通用しない
- 一度送金すると追加請求が始まりやすい
- 返金を理由にさらに送金を求められることもある
- 最初の送金を断ることが最大の予防になる
「私はそんな大金を持っていないから大丈夫」と考えるのは危険です。犯人は相手の資産状況に合わせて少額から始めることもあります。大切なのは金額ではなく、会ったことのない相手へお金を送らないという行動を徹底することです。
「追加で入金すれば利益が出る」「税金を払えば出金できる」「保証金を払えば全額返金される」といった説明は、被害を拡大させるためによく使われる手口です。被害額を増やさないためにも、追加送金はせず、警察や相談窓口へ相談してください。
- ロマンス詐欺では数百万円〜数千万円の被害も珍しくない
- 少額の送金から始まり被害が拡大しやすい
- 投資話では追加送金を繰り返し求められることが多い
- 「あと少しで返金」は典型的な手口
- 最初の送金をしないことが最大の対策
ロマンス詐欺の見分け方を身につけて安全に利用しよう
ロマンス詐欺は、恋愛感情や「相手を信じたい」という気持ちを利用する悪質な犯罪です。そのため、「自分は騙されない」と思っている人でも被害に遭う可能性があります。
しかし、この記事で紹介したロマンス詐欺の見分け方を知っておけば、不自然な行動に早い段階で気付き、被害を防げる可能性は大きく高まります。
SNSやマッチングアプリそのものが危険なのではありません。大切なのは、サービスを避けることではなく、正しい知識を持って安全に利用することです。
出会って間もないのに「愛している」「結婚したい」と繰り返す場合は、一度冷静になりましょう。
仕事や海外勤務などを理由に何か月も会えず、ビデオ通話も避ける場合は慎重に判断しましょう。
旅費・投資・暗号資産・荷物代など、理由が何であっても送金を求められたら強い危険サインです。
家族や友人、警察相談専用電話「#9110」、消費者ホットライン「188」を利用しましょう。
安全な出会いのために意識したいこと
恋愛や新しい出会いを楽しむこと自体は決して悪いことではありません。実際に、多くの人がSNSやマッチングアプリを通じて良い出会いを見つけています。
だからこそ、「誰も信用しない」のではなく、相手の言葉ではなく行動を見る習慣を身につけることが大切です。
| 安全な利用のポイント | 理由 |
|---|---|
| すぐに信用しない | 相手の人柄は短期間では分からないため |
| 本人確認を大切にする | 写真だけでは本人とは限らないため |
| お金の話は断る | ロマンス詐欺の最大の目的だから |
| 違和感を見逃さない | 小さな違和感が被害防止につながるため |
相手を信じる前に、次の3つを確認してみてください。
- 実際に本人と会ったり、十分な本人確認ができているか
- 恋愛感情より先に、お金や投資の話になっていないか
- 家族や友人へ安心して相談できる相手か
この3つを意識するだけでも、ロマンス詐欺を見抜ける可能性は高まります。
ロマンス詐欺は、送金してしまう前なら防げる犯罪です。相手がどれほど魅力的に見えても、「急いで振り込んで」「誰にも相談しないで」と言われたら、その時点で一度立ち止まりましょう。迷った場合は、一人で悩まず、警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」へ相談してください。警察庁も、被害を防ぐためには早めの相談が重要だと呼び掛けています。
ロマンス詐欺の見分け方で最も大切なのは、「相手の言葉ではなく行動を見ること」です。
急な愛情表現、会えない理由の繰り返し、お金や投資の話、本人確認を避ける態度など、複数の危険サインが重なったら、その恋愛は一度立ち止まって考えることが大切です。
正しい知識を身につければ、SNSやマッチングアプリも安心して活用できます。この記事で紹介したロマンス詐欺の見分け方を参考に、安全で素敵な出会いにつなげてください。


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